>するとメリーノは、ためらいを全面に表しながら途切れ途切れに言葉を続けた。
「ただひとつだけ願いを言ってもいいだろうか——その」
まだ言いにくそうに、数秒間が空く。
「名前を、呼んでも」
いいだろうか、と問いの終わりは尻すぼみになって、やっと聞こえるくらいだ。張り詰めた緊張が無駄だと分かれば途端に肩の力が抜けた。
可愛すぎる。
もうね、大人の男性に言うことではないと思うのですが、可愛らしいのです。
可愛いのに、じわじわと涙が出たと言いますか、
この感情は何?
と自分に聞いてみたら、
せつないのかな?
と思いました。
>彼女の理性を失わせ怒りに駆り立てたのも、いまのような想像もしなかった可愛らしい笑顔にさせたのもその友人か。
一度会ってみたいものだと、メリーノはしみじみと空を見上げた。
うーむ、会ってみたとしたら……
メリーノの心が心配になります。
セレンも、クルサートルも、メリーノも、メリーノ姉も好きなので、
みんながしあわせになると嬉しいなと思いながら、
コメントを書いてみました。
作者からの返信
うわあこのコメントは嬉しいです。
メリーノ、すっかりセレンの前では自分すら制御できない可愛い人間に。
まあ、彼女の友人と会ったらどうなるか非常に心配というか知らぬが仏というか……
ここまで好っき好きだったのにそういえば名前も知らない相手だったんですね!!(笑)メリーノ可愛いなぁ。報われて欲しいような、このままでいてほしいような(笑)
セレンにそこまで思われている友は、メリーノのことを毛嫌いしておるぞよ(笑)
作者からの返信
そう。名前を告げていなかったため、メリーノにとっては名も知らぬ麗しき君な訳だったのですが……すぐに呼び捨てにしちゃうあたり、俺様気質ではあります。
このまま片思いを続けてくれるメリーノであって欲しいです……ごめんメリーノ苦笑
もうね、この男共は……平和になったら馬鹿な大喧嘩もしますけれどね笑
花さんにいただいた絵も、方々で自慢させてください🌠