第5話 最後の人。
『すみません、ありがとうございます』
『おう』
「あの、ご結婚は?お子様は?」
『いえ、クロエが去って直ぐに干ばつが続いて蝗害が起きたので、何も無しに離縁になったんですよ。なのでそのまま、出来る限り探したんですが、仕事も有って待っていたんです、すみません』
「いえ、私こそ、すみません、手紙の1つでも出すべきでした」
『いえ、もしかしたら居心地が悪いのかも知れないと考えていたので、信じられず、すみません』
「いえ、私も、逃げたので、すみません」
もう、俺の出番は無いのかも知れんな。
すっかり思い合う恋人同士にしか見えないが。
『おい、俺はまだ認めたとは言って無いが』
「ならどうすれば認めて頂けるんでしょうか」
『クロエ、コイツの何がそんなに良いんだ』
「性行為の事以外、私を謀る事は無かったので」
「クロエ様でも嫌味を言うんですね」
『ごめん、クロエ』
「いえ、事情は少しは分かりましたから良いですけど」
『拗ねるかクロエ』
「もう前の事は恨んではいませんが、痛い事では無いですけど、嫌です」
『あの、何か有ったんでしょうか』
『俺は教えんぞ』
「正妃選びで候補の方に私をいびらせました、前の正妃様にもいびらせました」
「やはり気付いてらっしゃったんですね、流石です」
『流石ですって、アナタ達は何を』
『俺の側室だ、どうしようと』
「お顔を見ると泣いてしまうとお伝えしたのに、顔を向けさせられました」
「そう言えばもう大丈夫そうですね」
「あ、本当だ」
「大変だったんですよ、本当に」
『それは本当に悪かった、すまんクロエ』
「もう大丈夫なので問題有りません」
こざっぱりとしている所は良いんだが、男として、コレは少し寂しいだろうな。
未練の無さは、情愛の無さを感じさせるしな。
『クロエ、君はどうしたい?』
「私は」
「性急な方ですね、先ずは僕の話を聞いてからにしませんか?」
「はい」
1つ、穏便に戦争し国を吸収合併、そうなればクロエはそもそも帰らないでもコイツらと居られる。
1つ、ひよっこに家族を見捨てさせ、この国に寝返らせる。
『それは選ばないだろうな』
「はい、2つ目は無しです、誰にも恨まれたくないので」
「では3つ目、僕に下賜され結婚する」
ひよっこ、絶句してるが。
クロエは良い子だからこそ、4度も婚姻を。
「こんなのの何が良いんですか?」
「意外と賢いですし五月蠅く無いですし、健気で謙虚で控え目で優しい、かつ多分に弱点が有るにも関わらず強い所ですかね」
『お前、相当に惚れ込んでいるのか』
「クロエ様を忌避する方は外見だけしか見れない、愚かで浅はかで結婚の本分も理解していない幼稚な者だけ、かと」
『それ僕にも言ってますよね』
「はい」
『反省した者も叩く習慣が有るんですかこの国は』
『いや、それはソイツの趣味だ』
「いえ、とんでもない、僕はレウス様の代弁をしただけ、ですよ」
『全く、何にでも俺を使うな』
「何をご心配なさってるのでしょうか」
『クロエはもう聞いたかも知れんが、お前、姉の方の何が良かったんだ?』
「私、多分、ハッキリとは聞いて無いと思います」
「愚か者の妄言は聞かなくても良いんですよクロエ様」
「いえ、折角なので、お願いします」
ひよっこは、気まずいのか、申し訳無さか。
「だそうで」
『言えないか、恥が多過ぎて』
ダメだな、クロエの事になると、つい意地の悪い絡み方をしてしまうが。
許せひよっこ、俺のクロエに関わる大事な事なんだ。
『僕は、見える範囲、知れる範囲だけで判断しました。社交性だけです、見た目が良いのに悪い噂が無い、それだけ立ち回りが上手いんだな、と。例え多少の性根の悪さが有ったとしても、それを上回る社交性で何とかなる、と。浅はかでした』
「成程、それなら確かにそうですね、姉に当て嵌まります」
『だな、俺にも分かるぞ、同性同士で上手く立ち回れるかどうかで、賢さを見る場合も有るしな』
「レウス様、彼を擁護してどうするんですか」
『手放さないワケにはいかないんだ、問題はクロエがどう選ぶか、だろう』
「それはそうですが」
『どうだ、選ぶ側から選ばれる側になった気分は』
『不安と期待ですね、もしかすれば3番目の方に行くと言うかも知れませんし。全く僕らの知らない相手を選ぶかも知れませんし、怖いですね』
「あ、そう言えばミアはどうしたんですか?」
『それは、直ぐに白状して頂けたので、ご実家に送り返しましたが、飢饉で一家全滅しました』
「そうですか」
一応、ご自分の素行の悪さは隠したいんですね。
侍女も含め、家ごと追い詰め自滅する様に仕向けていた事は、コチラでも把握していると言うのに。
『なぁクロエ、お前の夫を2人も奪った向こうの王家を、恨む気も無いんだろうか』
「そう聞かれると、はい、少し恨めしいです」
「だから復讐しましょう、ね?」
「復讐して、他の誰かに恨まれませんか?」
『王家は恨まれて当たり前、ただ、それ以上に支持する民が大勢居れば良い。お前は何も心配せずとも、どちらの何が良いか、答えを出すだけで良い』
「どう、向こうの王家はダメでしょうか」
「先ずは公女ですね、今回の件で反省して頂けてればまだ良いんですが、お会いすれば分かるかと」
レウス様と同じく、僕も意地悪なんですよね。
僕らとして、王家としても、既に答えが出ている。
なのに、敢えて考えさえ、答えさせるんですから。
「あ、どうも、お久し振りです」
《こんなに男を侍らせて、だからあの時》
『謝罪の前に悪態ですか、ココまで醜悪な方と縁戚だった事を、僕は生涯の恥と感じていますが、王家はどう思うんでしょうか』
《あ、アナタ、迎えに》
「ほら、コレですよコレ、こうして話を聞かない、何でも自分の都合の良い様に解釈する。だからダメなんですよ、向こうの王族は」
「あの、分かる気はするんですが、もう少し分かり易く」
『クロエ、もしウチなら、コレは密かに殺処分だ。諸外国に嫁がせて問題を起こす可能性が高い、なら居るだけで害悪の方が多くなる、とすれば。例え自らの子でも殺す事を厭わないのが、王族だ、あくまでも国を守る為の存在こそが王族。コレを生かしていた時点で向こうの王族としての価値は無い、そう他国にも知らしめていると同義なんだ』
「前の私みたいに、居るだけで悪なんですね」
『それは少し違うな、お前の場合、価値を見出せない者の方が悪だ。お前の家族と周りこそが悪、前のお前は悪くない』
「では、今は?」
『戦争に反対し悪をのさばらせるなら、悪だ』
「戦争無しで何とかなりませんか?」
『どうだ?』
「国同士で揉める事が
「でも、穏やかなケンカでも殴り合いになるかも知れないですよね?」
「アナタのせいですよレウス様、僕を殴ったりするから」
『アレはお前が俺を殴らせたんだ。殴った事は悪い事でも、あの件は俺は悪く無い』
「悪で何が悪い、こう開き直る事も大切なんですよ、クロエ様。悪の反対が正しかったり、良い事だったり、逆に悪の反対が悪だったりもしますが。今回は悪と正義、僕らの方が正義なんです」
「私を刺した公女をのさばらせた王族は、悪」
「はい、正解です」
「あの、彼と2人だけで話したいんですが」
『少しだけだ』
「では中庭にご案内致します」
『ありがとうございます』
クロエ様と最初の夫を中庭に案内し、僕らは少し離れた場所で様子を伺う事に。
コレでも僕は、一応、渡したくは無いんですけどね。
『お前なら、どうにかして消せるだろう』
「国に帰ってから死ぬか弱る毒を仕込み、野党に襲わせ焼き殺すか、水死体となって貰うか。ですがクロエ様に疑われるのは不本意ですし、そこまですると損が増え利が減りますから」
『そうか、その程度か』
「アナタと違って僕には権力が有りませんから、無理に娶っても納得して貰うのが難しいんですよ」
『お前でも、か』
「そこそこ賢い方ですから」
冷淡と言われる令嬢と会ってみても、さして冷淡でも無いのは勿論。
結局は情に厚く情に流され易かったり、泣くだウブだと面倒だったり、それこそ冷淡でも単に愚かなだけだったり。
なら、その程度なら、まだまだ他に貰い手が居るだろう。
そう思うと、どうにも興味が失せてしまって。
だからこそ、僕に最適だと思ったんですけどね。
『お前にクロエが合うとしても、クロエに合うか、だ』
「ですよね」
分かってるからこそ、悔しいんですよね。
凄く、惜しいと思う。
『僕がどう思うか、だね』
「はい」
嘗てクロエの侍女だったサーニャの夫、男爵が僕を気遣い、幾人かの令嬢を紹介してくれた。
使用人やセバスチャン、それこそ領民を安心させる為にもと、会ってはみたけれど。
クロエの様な人には出会えなかった。
多分、僕は2度の離縁で疲れているんだ、と。
そう誤魔化してもみたけれど、物静かで穏やかな彼女を知ると、どうしても普通とされる令嬢が騒々しく思えてしまった。
どんなに淑やかだとされる女性でも、感情が五月蠅い、大袈裟に喜ばれると騒々しい。
そう思ってしまい、全く良いと思えなかった。
公女は特に。
『先ずは公女について、元夫として、良いかな』
「はい」
『先ずは、本当に彼女とは何も無い、2人だけになった事も贈り物も菓子すらも受け取った事は無い。何1つ、全く良いと思える部分すらも無かった。だから蝗害が起きた直後に離縁状の件と共に王族へ直訴し、爵位の降格と王族からの関わりを絶って貰う約束を取り付けた、また君を迎え入れる為、僕は領地経営に力を注ぎ待っていたんだ』
「では、一応お伺いしますが、離縁状の件は全く関与して無いって事で良いんですよね?」
『勿論、彼女が何を言ったにしても、全ては嘘だ』
「ただ、相応しくないと言われた事は、間違って」
『相応しいかどうか見極める能力は彼女には無い、そもそも相応しいかどうか口を出す立場でも無い、嫌なら妾にすらもならなければ良かったんだ』
「そこは、はい、正妃選びで学ばせて頂きました」
『もっと、もっと早く沢山話し合えば良かったと思ってる』
「はい、聞いてました」
『2度手間だとは思うけど、ちゃんと、いや、クロエがどう思うか知りたいんだ』
「好きで待っててくれたんですか?」
『全部、クロエが好きでクロエに好かれたくて、クロエを思って動いて、待ってた』
「私、色々と、有って、コレでもですか?」
『うん、好きで、一緒にずっと居たい』
「ならきちんと教えて下さい、私が分からないかも知れなくても、分かる様に話して下さい。出来るだけ全部、言ったら死なないとダメな事以外、全部私に良く教えて下さい」
『もう貴族じゃない、ただの平民の僕を、また夫としてくれるなら』
「はい、それなら全然良いです、大丈夫です、宜しくお願い、まだ、私は既婚者ですけど、はい」
『彼の事は良いの?側近の方も君を好いてるみたいだけれど』
「彼は重役にいらっしゃるので、はい、無いですね」
多分、やっと、僕はクロエにとって正解を選べたんだと思う。
『ありがとう、クロエ』
やっぱり、ダメでしたか。
「すみません、私はこの方を選びます」
「どうして、でしょうか」
「アナタは重要な役職に付いてらっしゃるので、私では力不足、分不相応です。なのでどうか優秀な配偶者様をお選びになる事を、進言させて頂きます」
『クロエもすっかり口が回る様になったな』
「僕の味方をしてくれないなら離反しますよ、彼と同じ平民に」
「ダメです、レウス様を支えて下さい」
『僕も以前に似た事を言ったんですけど、その時も同じ様に言われましたから、今回は運が無かったと思って諦めて下さい』
「はい、そうして下さい」
「もし、また次がダメになった時は、修道院では無く僕らを頼って下さい、良いですね?」
「はい、ありがとうございます」
『よし、離縁する対価に宣戦布告の使者になれ、公女とクロエを連れてな』
「僕とレウス様も一緒に行きますから、大丈夫ですよ」
『はい、宜しくお願いします』
こう信頼されると弱いんですよね、レウス様は。
『おう、任せろ』
私が心配するよりも平穏に、平和に国は無くなりました。
レウス様は2番目の夫が居た国の残党を率いて、2国の飢えた民と共に王宮へ乗り込み、王族の殆どを処刑。
1番目の夫の居た国と、2番目の夫の居た国の幼い王族同士を婚姻させ、合併させるだけに留まり。
レウス様の居る大国とは合併せず、見張り役として大国が後ろ盾になる事を、民だけでなく貴族にまで了承させ。
再び私達は貴族となりました。
「どうして平民のままで居させてくれなかったんですか?」
「能力は活かすべきですし、有能な人材を遊ばせておく余裕は無いんですよ」
「でもレウス様は、領主には向かないって」
『あの国の状態のままなら、だ。頑張れよ、俺の側室を下賜してやったんだ、成果を出せるよな』
『はい、ありがとうございます』
「大丈夫ですよ、表立って新しくなった王族を支えるワケでは無いんですから」
『おう、頼むぞ』
詳しく聞かなかった私も私ですが、こう、貴族になってしまうと知ってたら。
「それとも結婚を取り止めて僕と結婚しますか?」
「どっちもどっちなので、慣れてる方にします」
『また負けたな』
「次に傷口を抉るなら離反しますからね」
「そんなに私を好きでしたか?」
「抱ける程度には好ましいと思ってましたよ」
「そうですか」
僕らは前とは違う場所、違う家で、同じ人と一緒に過ごす事になった。
《おはようございます、奥様》
「おはようございます」
セバスチャンはクロエを奥様呼び出来る事が嬉しい、と未だに少し目を潤ませながら、返事を聞きニコニコとしている。
それは侍女達も、他の使用人達も同じで、僕は恵まれている事と運の良さを日々噛み締めている。
『クロエ、今日こそドレスを仕立てに行くよ』
「お天気が良いので保存食を作りたいんですが」
《あまり遅い注文ですと、逆に職人の方々を困らせる事に、なるやも知れませんが》
「じゃあ、行きます」
お金を使う事に慣れていないクロエを納得させるには、少し手を掛ける必要が有るけれど、倹約家な貴族も居るのだと民へ示す良い機会にもなっている。
それに、少しムクれるのが凄く可愛い、レウス殿下が意地悪をした気持ちが少しだけ分かった。
『大丈夫だよクロエ、程々の品物にして貰うから』
「毎回、新しく作るのはお金を回す方法なのは分かるんですが、贅沢をしてるみたいで嫌なんです」
『どう嫌なのかな』
「姉みたいになるのが嫌で、怖いんです」
『クロエはならないよ、元の性根が違うからね』
「赤ちゃんは最初、皆無垢ですが」
『そうだね、後はどう育てるか、君は今でも育ってる最中で、そう、だから心配なんだね』
「はい」
『大丈夫、セバスチャンや皆が居る、ちゃんと注意してくれる人が直ぐ近くに居るから大丈夫だよ』
「最近、あまり注意されないんですが」
『それはクロエが良い子だからだよ、大丈夫。レウス殿下には見る目が有る、クロエもそれは分かっているよね、なら僕らを信じて』
「ちゃんと叱って下さいね?」
『勿論、君が分かる様に、分かるまで説明する。だからもし僕が間違ってると思ったら、クロエも僕を注意するんだよ?』
「はい」
今、まだクロエには分からない心の動き、貴族としての考えや振る舞いは有る。
けれどそれは些末で些細な問題、この程度の問題で揺らぐ程、この国はそんなに脆くも弱くも無い。
統治者ですら処断される、それは民も貴族も広く知る事実。
絶対的強者は存在しない、だから悪い事をすれば罰が下る、例え女子供でも老人でも王であっても。
その事を人々が理解してくれた事で、ココは、この国は更に過ごし易い国となった。
クロエを虐めない、新しい優しい世に。
『クロエ、良く似合うよ』
お坊ちゃま方は再婚し、婚姻歴としては3度目の結婚となり。
奥様になったクロエ様は、5回目の結婚となりましたが。
結婚式は、初めてで御座いますね。
「ありがとうございます、旦那様も良くお似合いです」
ココまで数年、干ばつに蝗害、戦も起こりましたが。
終わり良ければ全て良し、と、何処かの諺に有るそうで。
「良く僕まで呼べましたね」
「まだご結婚なさって無いんですか」
『すっかり言う様になったなクロエ』
《生意気なのも可愛いわねぇ》
『遠路ご足労頂きありがとう御座います、レウス殿下、正妃様』
『まぁ、新婚旅行だ、気にするな』
《そうね》
新たになった我が国をお支えして下さっている、隣に位置する大国の王族の方は、以前はクロエ様の夫様だったそうですが。
心配は要りませんね、子や妹の様に可愛がって頂けていたのだな、と。
老婆心では無くとも、十二分にご理解頂けるかと。
「こうなので僕は忙しいんですよ」
「そうですか、頑張って下さい」
『相変わらずクロエはクロエだな』
《まだ数ヶ月なのにもう寂しがってるのよね》
『今までクロエを守って頂き、ありがとうございました』
『その分は利用したんだ気にするな、後は精々頑張れよ』
《また逃げられない様にね、ふふふふ》
『はい』
「もう逃げないので大丈夫、全部レウス様のせいにしますから」
「開き直れる様にはなったんですね、少し見直しましたよ」
『ありがとうございます』
もう、私が心配する事など、無いに等しいかも知れませんね。
《いやいやいや、ご苦労様で御座います》
《あぁ、どうもどうも、遠い所をご足労頂きまして、大変でしたでしょう》
《いえいえいえ、クロエ様の結婚式ともなればこそ、来ずにはいられませんでした》
《ありがとうございます、奥様の手当てを丁寧になさって下さったお陰で、すっかり今は元気で過ごされておいででして、本当に》
《それはそれは、本当に、ワシも》
《ぅう》
『爺、式が終わったばかりで泣いてどうする、コレから食事会だぞ?』
《そうよ、ほら、行きましょう》
「行きましょう、セバスチャン」
本当に、一時はどうなるかと。
私達も王家へ不満は有りましたが。
いえ、今は新たな門出の祝いの日。
こうしてみると、やはり長生きはしてみるものですね。
幼い頃から虐げられた、彼女の流転の物語。 中谷 獏天 @2384645
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます