デデキント切断殺人事件

数学的な切断って、そういう概念でしたっけ?
は! まさか、切断という概念が殺され……。

すいません、茶番が大好きなもので。

『1(8)、2(8)、3(8)、4(8)、5(8)、6(8)、7(8)……。』
と10(10)本の指を折りながら、数を数えるも、気づかない。気づけない。
っていうのは怖いですね。

概念の死、という発想は、かなり面白く。色々なアイデアが生まれてきそうです。

1、2、3、4、5、6、7………………∞。
実は、8は殺されていなかったのだ。∞になりすまし、生きていたのだ!
では、あの、3、の死体は?
6です。6が真っ二つにされたのです。それで、3になったのです!
では、なぜ、6が存在するんだ、おかしいじゃないか!
9です、奴が6になりすましていたんです!

夏、死は自殺した。死が自殺したことで、死の死が起こり、死は生き返り、
また死は死、死は生き返り、死は、死は、死は死は死は死は死は死は死は死は、
蝉が、いつまでも鳴いていた。

え? レビューじゃないって? 死んだんじゃないの?

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