第21話 あとがき
どうも皆さん、無名作家の真幻 緋蓮です。今回のお話「アンハッピーサルヴァーション」は楽しんで頂けたでしょうか? 少しでも面白いと思って下さったら幸いです。
さて、今回のこの話なんですが、元々のコンセプトは「聖書に登場する実在の天使を書きてぇ!」って思ったのが始まりです。天使を主役としたプロットは幾つも考えたんですが、どれも私の想像力が足りないせいか全部お蔵入りに。某カードゲームの天使で構成されている医療機関の話をベースに考えていましたが「自分病気とか治療とか詳しくないし……てかコレどういう話にすればいいんだ……?」となったので諦めました。
でもそれでも実在の天使は書きたいという思いは抑えられなかったので、ザラキエルという天使に焦点を当てて書いたのがこの話です。
この話にも書きましたが、ザラキエルは死を司る天使です。ザラキエルというのは別名で、皆さんが分かりやすい天使の名前としてはサリエルでしょうか? ちょっとしたギリシャ神話も入ってますが、そこまで詳しくは掘り下げていません。
死を司る天使な訳ですから、やはり死にまつわる話にしたいと思ったのです。ってなると「天使は幸福の象徴」だから、主人公をうんと酷い目に遭わせる不幸体質にすればいい話になるかなと、そこからプロット作りは始まりました。安直ですかね?
それに普段の話からはあまり書かないような描写も書いていて楽しかったです。ランジェリーショップとか、ザラキエルが樹生をからかうシーンとか。あんまり肌色が濃いのもアレなので適度には抑えてあります。一般的な主人公からしたらやや幸福なのかもしれませんが、この辺は樹生君にとっては不幸なんでしょうね。
にしてもザラキエルに出会う前の不幸な出来事のシーンは書いていて「私酷いな……」ってちょっと後悔しました。樹生君、この場を借りて言います。ごめんね、マジで。
最後の謝辞を。この本を手に取って下さった皆様に多大なる感謝を。
これからも無名作家の真幻 緋蓮をよろしくお願いします。
PS.現在の真幻 緋蓮より
こちらのお話では初めまして、真幻 緋蓮です。如月喫茶の作成途中に新人賞用作品として作った話がこの「アンハッピーサルヴァーション」になります。この投稿はその供養です。一次選考で普通に落選してしまったので。
実際に自費出版した本はほぼ全部にルビを振っちゃって結構読みにくくなってしまいました。ルビを最低限にして読みやすくするという教訓をここから得て、そこからの如月喫茶や他創作ではちょっとだけそれを意識しています。
供養作品ですが、時が経った今の私からしてみればちょっと駄作かな……という感じが否めません。晴榎が轢かれて樹生君が喪失状態になったドシリアス描写は結構よく書けたかなとは思いますが、それ以降の展開が急ぎ足っぽいかなとは読み返してみたらそう思いましたね。もう少し話を盛ったり、展開を見直したりしてみればちょっとはいい話になるのかも……しれません。
ザラキエルという天使をここで使い切るには惜しいので、名前は一緒ですが、キャラクター設定を変えて他創作でも出そうかなと熟考しています。好きな天使をこういう扱いにするのは私としても、ザラキエルとしても報われ無さそうですし。
舞台に出てくる六咲市ですが、如月喫茶の世界線同様に杏莉県にあるつもりです。樹生君が生まれた霜月市も勿論杏莉県にあります。とはいっても如月喫茶とは完全なパラレルワールドですので、一牙君たちは出てきません。そもそもこの世界線に如月喫茶は無いのかもしれませんね。
来週から如月喫茶3巻の投稿を開始します。引き延ばしちゃって申し訳ございません。アンハッピーサルヴァーションの投稿理由のもう一つに「カクヨムで投稿する如月喫茶シリーズのストック確保」がありまして、ちょうどコレを投稿している間に如月喫茶6巻が完成し、7巻も半分以上書き終わりました。いつ投稿されるか分かりませんが、如月喫茶シリーズの投稿が一旦打ち止めになったら「あ、この人またストック用の話書いているんだな」と思っていて下さい。
あくまでカクヨムの投稿作品は「手元の現物が無くなったから、現物を渡せず読めない人に向けて投稿している」だけに過ぎないので、その辺の解釈を何とぞよろしくお願いします。
3巻は1巻や2巻と違って少しボリューミーです。あとがき含めて25話前後の投稿をしようと考えていますので、お時間ありましたらお読み下さい。私のX(Twtter)でも補足っぽい如月喫茶シリーズの投稿をしていますので、気になったら見に来て下さいね。大体はカードの話ばかりしていますが。
作品名・・・・アンハッピーサルヴァーション
発行年月日・・二〇二一年七月
アンハッピーサルヴァーション 真幻 緋蓮 @SingenHiren
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