百合もの大好き人間にはたまらない作品でした。儚く、それでいて醜い気持ちが混ざった恋心が二人を掴んで離さない。そんな物語が優しく丁寧に描かれております。読ませていただき、ありがとうございました!
二児の育児をしているだだの主婦です。 つまらない話を真面目に書くのが好きです。
『水の繭のわたしたち』は、京野薫さんが描く、新田結愛と橋本愛理の心の軌跡をたどる物語やで。結愛さんの深い内省と愛理さんの複雑な感情が、読者の心を強く引きつけるんや。二人の関係は、ただの恋愛物語を…続きを読む
私があなたを見ている、その意味を、あなたは知らない。そう思っている私。でも、実は。あなたを見ている私を、あなたは、知らないの。……二人は、いつか、お互いの心の中を見つめ合うのではないでしょう…続きを読む
物語の展開がありがちにみせて、絶妙に捻ってあり、最後まで読みたいと思わされます。山、谷の作り方に王道を使っても、それに張り合わせる心理描写(曲でいったら和声)は独創的、だから新鮮なクラシックとして仕…続きを読む
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