主人公(人間)と宇宙生物の心のふれあいが美しいです。あまり書くとネタバレになってしまうのでどう書いたらいいのか……。SFが好きな方はもちろんのこと、私のようにあまり馴染みがない人間にも読みやすく、かつ魅力的な物語です。私には逆立ちしてもこのような素敵なSFは書けない……。才能の差を感じてちょっと落ち込んだりもしますが、なにより素敵な物語を生み出して下さった作者様に感謝したいです。是非みなさまにも目を通していただきたい逸品です!
ハードSFと呼ばれるジャンルの本をお読みになったことはおありだろうか。クラーク、アシモフ、ハインラインと言ったSF御三家に代表される、SFの中のSF。少々ニッチかもしれない。でもガンダムだって、見方によっては、ハードSF(多分)。この物語の魅力は、ハードSFの魅力と言って差し支えないでしょう。これをご覧のあなた! 主人公と一緒に、ハードSFの世界を堪能してみませんか?
人は大切にされると、自分がそれに値することを思い出して命が惜しくなるんです。言葉の端々がとにかく美しいです。故郷の人類よりも、出会ったばかりの知的生命体が主人公の安否を気遣うところが切ないです。生きて再会したいと、主人公が自分の命を惜しむところも。