ワンダフルデイズ

藤原竜銀

プロローグ 三人の初登場


ある正月の舞台で、着物を着た3人の人が座っていた。

真ん中に座っていた成人男性は懐から7寸の扇子を取り出し、ゆっくりと広げた。その上には奔放な「武士道」の3文字があった。

「皆さん、はじめまして。ここで自己紹介をしまーす。金城辻一郎です。他に何がありましたか。ああ、明けましておめでとうございます!」

水色の着物のスーツを着た辻一は扇子をしまい、続いて壇下の観客に一礼した。

そして彼の左右両側の人も彼のように観客たちに一礼した。

「はじめまして、天津九一です。辻一万事屋の社員です。もちろん、本作は銀魂のパクリではありません。理性的に判断してください」

「こんにちは、桂香乃です。あのメガネと同じ万事屋の社員です。改めて申し上げますが、本作は銀魂のパクリではありません。もし同じものがあれば、お手本です」

九一と香乃はこう言った

そんな時、辻一也が口を開いた。

「まじめな話ですが、今回の登場は主に天正国内の現状を紹介したいと思っています。真剣に聞いてほしい」

辻一は再び観客に一礼し、香乃が話題を受けたことを目で合図した。

「ここ数年、日本ではいろいろなことが起きていますが、ご存知でしょう?ある日、吸血鬼を名乗る亜人種族が地下世界から大量に出現し、人類の資源を略奪しようとしていました」

ちなみに、本作のヒロインは複数の属性を身につけている。例えばスーパーサイヤ人のように、DIOなど何も言うことはありません。

「藤原先生、誤解されるようなことは言わないでください」

香乃はこう抗議した。

まあまあ、それでいい

「あの事件が起きたばかりの1ヶ月の間には、多くの国が積極的に彼らに対抗していました。でも3ヶ月もたたないうちに、一部の国政府の心ある者は自分の無能さと弱さのために、もちろん自分を守るために、思い切って吸血鬼側の上層部と不平等で合理な平和条約をたくさん締結しました」

「もちろん、頼りにならない日本政府も期待に背かず、半年もたたないうちに降参した。本当に速い、シュッとしたらなくなった!」

この時九一は付け加えた。

そして今度は辻の番が回ってきた。

「それはまだ終わらない。政府の方はまだドアを開けて、あの吸血鬼たちを好きなようにさせている。それとも政府の金儲けに影響を与えない限り、あの人たちは基本的に放っておくレベルだ。牙をむいたあのばかどもが得意げなのか、何なのか分からない。誰もがそんなにいじめやすいと思って、俺らの縄張りに走って俺様と一緒にいた千葉金城会は縄張りを奪うだろう。俺は胃病を再発させて、俺に腹を立てて我慢できず、うっかり何度も斬ってしまった個」

「辻一、無茶苦茶だな」

九一は思わずツッコミを入れた。同時に、新八の同じタイプの眼鏡を支えた

辻一はそうではないと答えた

「何の関係があるかよ?俺の武士道は自分を貫いている!それは決して変わらねーよ」

「だって辻一郎だもの」

香乃は早くから慣れていたかのように仕方なく笑った。

「よしよし、早く話そう。初登場は好印象を残したほうがいい。そうでなければ、序章の紙面は正伝と同じだ」

辻は足を組んで真顔で話し、その後も後のことを補足し続けた。

「私がオタクたちを斬って以来、関東各県のヤクザは政府を倒すために、自分たちの発展に影響を与えるという理由で大小さまざまな暴動を起こしてきましたが、後にはますます多くの人が暴動に加わってきました。 その中には護国攘夷のスローガンを掲げている人もいますが、そのスローガンも基本的にはでたらめで、実質的な意味はないのはかっこいいだけに聞こえるかもしれません。皮肉なことに、私たちのようなかつて恐れられていたヤクザが、戦時中に攘夷志士として崇められていた」 白道が正義を代表する国であることは間違いなく、政府は事に遭遇するとかえって萎縮し、弱腰で無能である。ヤクザとして恐れられていた存在が、逆に勇敢に反抗して称賛されているのは、実に皮肉なことだ そして九一がこの時受け取った物語。

「その年の7月に関東の各組織の総長が、東京の歌舞伎町で5日間にわたって議論した結果、関東護国攘夷党、略称攘夷党という、より大きく、より影響力のある組織を結成することになりました。織田信茂が総長を務めました。 彼らは吸血鬼と戦っているうちに、ピストルという火器が敵に与えるダメージは限られていることに気づき、少年漫画界のタバコ無傷の法則を覆すことを試みたが、刃物は吸血鬼を比較的簡単に解決することができた」

「だからあの時、組の中のアホともの群れがナイフを買いまくって、その時間は財政赤字になって、俺はそちらのバカヤローのために借金を立て替えなければならなかった」

辻一は悪いことを思ったかのように、苦しそうに腹を押さえながら、うめき声を上げ続けた。 これは物語を語る人がまた香乃の番になった

「そこで金城会をはじめとする大ヤクザ組織は、太刀、打刀、脇差というプロの刃物(俺の財布が……辻一の悲鳴)を大量に購入し始め、しかもわずか1年余りで吸血鬼急進派を関東地方から追い出したのです」

「でも保身に走った政府は敵をなだめて攘夷党を包囲討伐しました。最終的に攘夷たちの活動範囲は千葉市以北に縮小されました。でも4ヶ月後ですね。たった4ヶ月で政府は転覆しました。さすがに、彼らがいくら強くても社会各界からの圧力には耐えられないでしょう」

その時、また3人の和服姿の人が台の前に出た。 真ん中の灰色の縦紋の着物を着ている人は天正の将軍、織田信茂です。

「皆さん、俺は天正の将軍織田信茂ござっす!あと一つの名前は茂茂です。皆さんは俺をそう呼んでもいいですから。でも徳川茂茂ではありませんよ、気をつけてください」

左側の白い格子型の着物を着た人は、浪速組の局長久坂瑞時です。黒い山形紋の着物を着たもう一人の人物は、新組長の近藤飛だ 「ええ、はじめまして……浪速組局長久坂瑞時です……これからもよろしくお願いします……ええ、言っておきます、近藤さんが……」

瑞時は少し人見知りしているようだが、それとも慣れていないのだろうか。

「はい……慣れていません。こんなに大勢の人の前で話すのは初めてですから」

「久坂さんはリラックスして、あとで飲みに行きましょう!あ、そうそう、本題に戻ります。あの皆さん、こんばんは!俺は新成組局長の近藤飛です。もちろん隣の銀魂の近藤ではありませんよ、とにかくこれからよろしくお願いします」

近藤の言葉には冗談の意味が込められている。その後、遅れてやってきた3人は万事屋3人の後ろに座った。

「ええと、どこまで話したの?」

「再生を見て」

「お前は天才だ。ちょっと見せて…おお!それからしばらくして織田さんは攘夷党を連れて千葉市を中心に関東全域をカバーする国、天正国を作りました」

「ふん、俺様の功績のおかげだ!」

「おい、新しい観客だから、少しはおとなしくしてくれよ、バカヤロー!」

「ケンカしたいでしょう?!」

雰囲気が少し間違っているのを見て、おとなしい九一はすぐにけんかを仲裁に行った。 「よしよし。織田さんも辻一も少し自制して、みんな見てるよ」

それを聞いて、二人はもう騒がない。そして近藤は辻一の言葉を受け取り、続けた。 「他の制御されていない地域も自然で、現地の金持ちに支配されて日本全体がたちまち四分五裂しました。

しかし比較的平和な天正で、吸血鬼の中の穏健派は内閣と和解しました。彼らは自ら牙を引き取り、人類の生活に溶け込もうとしました。やがて、新政府は2つの強力な警備力、つまり現在の浪速組と新成組を結成し、すべてが良い方向に進んでいます」

そして最後に辻一は物語の結末を語る 「五年後、つまり今の天正国は前の国に比べて平和で安定している」

話が終わらないうちに辻は怠惰に立ち上がり、続いて台の下の観客たちに象徴的にお辞儀をし、周りの人たちも急いでお辞儀をした。 たちまち拍手が起こった。

すると辻は口を開いた。

「そういえばこれが私たちの最初の公演だったような?」

「そうですか」

「でも金城、私たちの中で誰がこの小説の主役になるの?」

信茂の一言に、壇上の人々は一瞬沈黙した。 その時、老算で実は彼女もいない近藤が探りを入れて口を開いた。

「正直、私は主役になりたいと思っています。隣の銀魂の近藤を見てください。4話か5話で出てきたようです。浪速組は私たちより早く登場していて、いつになったらせっかくの出番に出会えるか分かりません。でも、私以外の人はとっくに登場していたようです」

話が終わらないうちに、近藤は急に自閉した。

香乃と信茂は驚いて叫んだ。

「はー?!」

「この主役はまだ決まっていませんか。じゃあ、私が主役になる可能性はあるのではないでしょうか」

信茂はそう嘆いたが、香乃は少し怒っていた

「最近の若い小説の主役は男ばかりです。私たちのこの作品は男がとても多いので、私たち女性を主役にすることはできませんか?!」

早くから脚本と折り合いをつけ、第1話の出場リストを早めに手に入れていた九一は口を開いた。

「あの……お二人、失礼します。次の話の登場人物は辻一と香乃の2人だけみたいですね」

香乃はそれを聞いてほっとしたが、負けず嫌いの信茂は怒って辻一に刀を突きつけたが、瑞時に止められた

「将軍、落ち着いて、あまり衝動的になってはいけません」

「久坂、放せ!金城さえ殺せば、俺は主役になれる。こんなズボラを主役にするなんて許せない」

信茂はもがきながら、辻一に向かって怒鳴った

「何か関係あるのか。あなたは正真正銘の将軍だから、私たちのような普通の人を主役にしてはいけないのか」

ステージに横たわり、ジャンプをめくりながら辻一は

「辻一、舞台で家にいるのと同じでよくない?」

「大丈夫、視聴者に私の本性を知ってもらえばいいのではないでしょうか」

彼は意に介さずに答えた。

その時、もう一人銀時のコスプレをしていたイケメンがやってきた。

その人こそ、くそったれ作者の藤原竜銀だった。

「おい!皆さん、私が作ったキャラクターたちよ、まだお正月ではありませんが、まずは明けましておめでとうございます!」

彼はこう言った

「1つの序章に3000字以上書かれているので、観客は根気よくできませんよ」

信茂は瑞の時に備えず、刀を収めて藤原に向かって襟を引っ張って罵倒した。

「おい、一度主役にしてくれねえかよ」

「これからはチャンスがあるに違いない。急いでいるのは知っているが、焦らないでください」

「本当のことを言ったほうがいい」

「本当に違いない。早く次の話を始めなさい。そして歴史の原型に合った行動ができないのか」

信茂は半信半疑で手を離し、台に戻って、地面に横たわっていた辻一を足で蹴った 「早く起きて 、このボケ」

「はいはい」

辻一 はジャンプを懐に回収した、だらだらと起き上がり、耳をかきながら口を開いた。

「それでは、今日の公演はこれで終わりにしましょう。もし皆さんが俺たちの話を続けて聞きたいなら、朝、昼、夜の無事を祈っています!」

自分の後ろで、数人も辻について台の下の観衆に深々とお辞儀をしたが、上の赤い幕もゆっくりと落ちてきた。

皆様

これからもよろしくお願いします!

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