迷走
@sun4fu
第1話
僕らの名前は
僕らの場合はひとつの体に対して3人分の人格が存在する。
3人で話せる場所があり、そこで僕らは、よく話し合っている。リビングに3つの
記憶はある程度共有できるし、別人格が身体にいる時は、ほかの人格もリビングでテレビを見ているような感覚で情報を共有することも出来る
主人格は「サク」という、呼び名は全員で決めた
サクはこの3人のまとめ役で自分たちの行動の基本方針を作ってくれる。例えば学校ではあまり喋らず目立たずに行動し、友達は最低限増やさないことなど
学校での休み時間は大抵サクが体を動かしている
副人格1人目は「アル」という呼び名で基本的にバカだが話は通じるので、輪を乱す馬鹿では無い。
アルは、僕らの中で1番身体を動かすのが上手いので体育などはこいつに任せればとりあえず5が取れる
サクが疲れている時はアルが代わりに休み時間体を動かす。
副人格2人目は「ラク」という呼び名で基本授業はラクの受け持ちだ。
ラクの性格は簡単に言えばマッドサイエンティストだ、友達をあまり作らないと決めた理由もラクにある。
ラクは勉強が好きだがそれを人に使ったらどうなるかなど、危険思想の持ち主なので勉強を全部やらせるのはどうかと思うが授業受けると身体を放棄するので生活には支障をきたしていない
そんなわけで僕らは割と平凡に学校生活は送れているが、僕らに構う変な女がいる…
??「ゆうくん?何考えてるの?」
この女だ。
この女の名前は蛇目
中学からの同級生で高校1年になった今でも話しかけてくる。蛇のような目をした、勉強はできるがアホな女で割と性格はゆるい女と僕らは思っている。
僕らが多重人格者というのは学校で知っているのは、先生だけでこいつは何も知らないが、腐れ縁と言うやつだ。
サク「別にさっきの計算問題の公式覚えてただけだよ。」
適当である。
沙羅「そっかまぁここら辺はムズいもんねぇ…やるなら下の計算当てはめてからの方が楽だよぉ」
勉強だけはできるから、こういうことをサラッと教えてくれるのは割と助かる(ラク談)
サク「ほへぇ、次生物だっけ?移動するか?」
沙羅「あ〜いいよぉ取ってくるねぇ」
サッと自分のとこに戻ったのでドア辺りで合流するだろう
僕も荷物を持ってとりあえず移動を始めるただ昨日記憶整理をして疲れているのでアルに身体を任せて僕は少し休もうと思いアルに体を任せてそのまま眠った
アル「忘れもんない?」
一応聞いておく
沙羅「ん、大丈夫だよぉ、かげぇ〜いこぉ」
理科室に着いて3分ぐらいで授業が始まった割とギリギリでちょっと焦ったがここからはラクの出番なのでアルはリビングで見ることにした…
沙羅「ねぇねぇ、ここの穴埋め問題の答えセントラルドグマじゃない?先生間違えてない?」
っと授業中に隣の沙羅に話しかけられた。
ラク「あぁ、そうだね先生に言いなよ。沙羅、俺はめんどいからパス」
ラクはこういう男である。
沙羅「ん、星くんあとでジュース奢ってね」
払わなければいい話なのでラクはスルーした。
そんなこんなで授業は終わり放課後になったので家に帰ろうとしている時沙羅に話しかけられた
沙羅「ゆうくん〜一緒に帰ろぉついでに、ジュース奢って〜」
サク「あ〜まぁいいよ」
僕らは一緒に帰ることにした。
迷走 @sun4fu
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