君らを誘う夜の香り
「……つ、疲れたぁ」
真っ白なふかふかのベッドに倒れ込む。そんなセラの姿を横目に、セイジは椅子に腰掛けながら大きなため息をついた。
大須商店街で男たちに追われたこともあり、追跡を警戒して数時間ほど名古屋をブラブラと走り回っていたセイジは、結局疲れ果てて錦三丁目近くのビジネスホテルに宿泊することにした。
日が沈み、窓の外はもう暗くなり始めている。念の為にと閉めたカーテンの隙間からは、対面に建つビルの明かりが部屋に差し込んでいた。
美波から逃亡してはや二日。
あまりにも祖父母や知り合いからひっきりなしに連絡が来るため、途中から彼のスマホの通知設定はサイレントモードになっているが、メッセージアプリのアイコンに表示されている通知件数はえげつないことになっていた。その半数以上が祖父母からのメールや不在着信。おそらくリビングに置いてきた金や彼の所在について聞きたがっているのだろう。
とはいえ、面倒なので開くつもりはなかった。割と放任主義の祖父はともかく、厳しい祖母を言いくるめるビジョンが全くもって思い浮かばないからだ。
まあ何とかなるだろうと楽観的に考えながら、セイジはSNSを開いた。検索欄には”名古屋 大須”と打たれており、その下には観光客らしい投稿がずらりと並んでいる。
「……ん?」
適当にスクロールをしていると、ある投稿が目に止まった。それは中高生らしき少年少女のグループが、商店街の中で自撮りをしている写真。投稿主のリア友からであろう数件のいいねが付いただけの、普段なら気にもならないありふれた投稿。
しかしセイジが気になったのは、その写真の隅に他ならぬ自分たちが写っていたからであった。強ばった表情でセラの手を引く自分の姿に思わず鼻で笑う。情けない顔だった。
もっと情けないのは地面に落下していくトルコアイスに、この世の終わりかのような顔をしているセラだ。出会った頃はつっけんどんな女だったのに、アイスひとつで一喜一憂するくらいには豊かな感情表現が可能らしい。
チラ、とベッドに横たわるセラを見る。
「…………なによ」
「別に」
それにしてもテンションに差がありすぎる。気疲れもあるだろうが、それこそ出会った時のような塩対応を取られた。今更その程度気にならないが、手元の写真を見比べるとクックックと笑いが込み上げてくる。
いきなり自分を見ながら笑い始めるセイジに、彼女はただ一言”不愉快”と告げて枕に顔を埋めた。
「腹減ったなぁ」
ひとしきり笑ったのち、彼はスマホを机の上に置いて天井を仰いだ。セラはさっさと寝てしまったようで、すうすうと背中を揺らしている。静まり返った部屋で、そんな独り言が木霊した。
◆◆◆
中区に位置する錦三丁目という場所は、この名古屋のみならず中部地方最大の歓楽街である。
俗に
だがここ最近は栄辺りでしか遊ばなかったこともあって、ちゃんと来るのはそれこそ二三年ぶりになる。
夜の街ということもあって風俗なんかの如何わしい店も結構あるが、ちゃんとした美味い居酒屋も存在している。適当に入った格安のビジネスホテルで適当なコンビニ飯を食うよりは、翌日に備えて美味いものを食べて腹を膨らまそうと考えたセイジは、寝言を言うくらいには深い睡眠に入っていたセラを叩き起して錦に来ていた。
「──眠たいのだけれど」
「いや腹減らんのかお前? 結局大須じゃまともに食ってないだら」
「人魚はお腹空かないのよ」
「あんだけカニカマ貪り食っといてよく言うわ」
ぐーぐーと鳴る彼女の腹の音は、何度も聞いたことがある。カニカマを渡せばそれはもう美味そうに食べるこの女が、人魚だからといって腹が減らないということなど絶対にありえない。
セイジはズバッとそう切り捨てて、寝起きでまだ覚醒しきっていないのかノソノソ歩く彼女の腕を引っ張った。
「……つーかそもそも着の身着のままで寝るなよ、汚い」
「しょうがないじゃない、疲れてたんだもの。ずっとばいく?に乗ってたし、変な奴らに追われるし、アイスは落とすし。今日はついてないわ」
「今日も、の間違いだろうが」
そんな軽口を叩きながら、ようやっと目的の店に辿り着いた。そこは少し古めの二階建ての店舗型住居。壁に掛けられた看板には達筆な平仮名で”なきら”と書かれている。
「ここ?」
人を寄せつけない雰囲気。そんな店構えに妙な違和感を覚えたセラは戸惑いながらセイジを見た。多くの人で賑わっているが、なぜかこの店に入っていく人の姿は見られない。
胸騒ぎがする。
そう言ってセイジの服の袖を掴んだ彼女だが、特に反応もせずに彼は店の引き戸を開いた。
「いらっしゃいませー」
間延びするような声が二人の耳に聞こえてくる。カウンターで洗い物をしていたらしい小柄な女性店主が、水道の蛇口を止めてこちらに視線を移した。暫し二人を眺めて、次にセイジの背に隠れるセラをじっと見た。
「二人、いいですか?」
「……お好きな席にどうぞ?」
初めて来る店ではあるが、中々良い雰囲気である。昭和感というか、ノスタルジックというか。がっつり平成生まれのセイジは昭和の空気など知る由もないが、美波という古臭い田舎で育ったからか、現代的な街並みと雰囲気が広がる名古屋の都市部には気疲れする。きっと自分は都会では生きていけないだろうな、と彼は感じていた。
そんな美波を思わせる店の雰囲気に、セイジの顔が若干和らぐ。
しかして対照的にセラはキョロキョロと挙動不審のままだった。セイジの袖を掴んで離さず、しきりに店主の方を気にしてチラチラと横目で警戒していた。
自分たち以外には客が居なかったので、座敷に腰を下ろした二人だが、彼女の様子に訝しんだセイジが小さく声をかける。
「おい、どうしたんだよ。んなキョロキョロして」
「いや……なんというか……」
モゴモゴと不明瞭な返事に、眉をひそめる。居心地が悪いのか何なのかは知らないが、入店してからというもの様子が変だ。セイジは不思議に思いつつも、お通しを持って近寄ってきた店主に愛想笑いを浮かべた。
「失礼します。こちらお通しになります」
「どうも」
置かれたのは二人分のきゅうりの浅漬け。実にシンプルだが、好きなので特に文句は無い。メニューを開きつつ、彼は適当なものを注文した。焼き鳥にサラダ、刺身の盛り合わせ。金ならいくらでもあるので値段は気にしない。流石に酒は飲まないが。
注文した品を書いていく店主の姿は、やけに妖艶だ。こんな居酒屋よりも京都の舞妓とかに居そうな綺麗な立ち振る舞いに、セイジは少しドキリとする。顔立ちも整っているし、普段は中々目にすることがない割烹着を着ているのもあって、下心ではないが若干の照れを覚えた。
昔から彼は大人の女性に弱いのである。
「む」
「……なんだよ。つーかはよ選べ」
そんな彼の表情に気付いたセラが、少し不満げに鋭い視線を送った。それが嫉妬心とかならばまだ可愛げはあるのだが、どちらかというと店の居心地の悪さに戸惑う自分を無視して見知らぬ女に照れるセイジにイラッとしたとか、その辺りだろう。
実際そうだった。机の下では彼女はセイジの足を強めに小突いている。
そんな二人の様子を見ていた店主が、どこか興味深そうに訊ねる。
「失礼ですが、お二人はどのような関係で?」
「あー…………ただの友達っすよ。こいつ田舎から来たもんで錦には慣れてなくて。今日は大須とか栄の辺りをグルグル案内しとったんです。あんまこういう店も来ないんで落ち着かんのでしょう」
「あらまあ」
夜の錦で男女が二人、人気のない居酒屋で夕食。字面だけ見れば完全にカップルであったが、当の本人たちにその気は一切ない。
そもそも二人は命を懸けた逃避行の最中である。仮にセイジがもっと異性に興味を持っていたのならば、セラは最初から彼について来なかっただろう。セラは下心丸出しの人間に気を許すほど安い女では無い。人魚姫として過ごしてきた彼女は、その辺の観察眼が鋭かった。
店主は口を抑えて微笑ましそうに二人を眺めた──ああ、珍しいこともあるものだ。少なくとも彼女が生きてきて初めて見た光景ではある。
彼女は心の中で二人を見て……というよりもセラの存在にかなり驚いていたが、口にも顔にも出すことはせず、居酒屋なきらの店主として振る舞う。
「ふふ、では注文されたご料理を用意致しますので、しばしお待ちを」
まだ、そのときではない。そう直感した店主はそそくさと厨房へ戻った。
その背中をセラはじいっと見つめ、店主が見えなくなるとほっと安堵のため息をつく。
「何なんだよ、どうした? お前ここ来てから何か変だぞ」
「うるさいわね……あんたは気付かないの?」
「? なにが」
「あの女よ」
苦虫を噛み潰したような、あまり見たことがないセラの表情にセイジは目を点にする。あの女、というと文脈的に店主のことだろう。だが特に気にする点はなかったように思える。
美人だな、とか。おっぱい大きいな、とか。セイジがあの店主を見て思ったのはそれくらいの低俗な感想だった。そんな彼にセラは白い目を向ける。
「……まあ、仕方がないといえば仕方ないのかしら。この感覚は人間には分かんないものね、ごめんなさい」
「はあ?」
意味のわからないことをほざく女だとは知っているが、流石に今回は意味が分からなすぎる。セラの様子からしてあまり聞かれたくは無いことだと察したセイジは、声のボリュームを小さくして会話していたが、セラの言葉に素っ頓狂な声を上げた。
彼女は焦ったように「しーっ」と注意し、厨房の様子を窺った。特に反応は無い。ガチャガチャと料理をしなている音が聞こえてくるだけだった。
「……いい? セイジ。あの女、人間じゃないわ」
「………………」
小声でそういうセラに、今度はセイジが逆に白い目を向けた。
まさか人魚のお仲間とでも言うつもりか、と呆れる。確かにセイジは人魚とやらが居ることは認めたが、だからといって他にも人外の存在が居るとは認めていない。というかいち現代人として認めたくなかった。むしろすんなり認めれる奴の方がどうかしている。
しかしセイジのそんな考えを悟ったのか、不機嫌そうに彼女は続けた。
「あんたみたいな人間には知らないでしょうけど、世界には人魚以外にも色んな種族がいるのよ。みんな人間とは違って特有の気配がある。私はそれを感じ取ったの、あの女から」
「……ほー」
セラ曰く、セイジが知らないだけで世界には様々な人外の種族が居るとのこと。スケールの大きさや非現実感からセイジはあまり理解が追いつかなかったが、頑張って理解しようと彼女の話の内容を脳内で整理してみた。
……第六感、とでも言おうか。
そういう人外の連中はどうやら人間には無い特殊な感覚器官が肉体的に備わっているらしい。種によっては言葉を交わすことなく意志を伝えることも出来るのだとか。その特有の感覚によって「あ、こいつ同族じゃないな」というのは一見てすぐに理解出来るという。
それがどうして店主が人間じゃないことに繋がるのかとセラに問えば、「言語化が難しい」と短く返される。中々興味深い話ではあったが、納得がいくようなものでもない。
難しい顔でセイジが唸っていると、お通しを食べて機嫌を治したらしいセラが口を開いた。
「そうね……例えば、人間以外の動物って何がいる?」
「んあ? ……人間以外の動物っていったら、犬とか猫とかじゃないか」
「じゃあ仮にそのイヌって動物の群れがあるとするでしょう? その中に一匹だけネコが居たら、セイジはそれを見つけれる?」
「舐めんな。そりゃ簡単だろ。だって犬と猫じゃ全然違うし──って、ああ、そういう事ね」
あまりにも簡単な問いにセイジは馬鹿にされているのかと思ってムッとしたが、次第に彼女の言わんとしていることを理解して頷いた。
この世界に一体どれだけの人外が居るかは知る由もないが、人外特有の気配のない人間がたくさん生活する中で人外の気配がすれば、セラのような人外にとってソレを見つけるのは容易いということだろう。
今日も昨日も、セラは名古屋に居た。しかし途中で「あいつ人じゃない」とか言うようなことはなかった。ということは少なくともこれまでは、街中で人外を見かけることは無かったということだろう──故にセラは真っ先に、本能的に理解したのだ。勘違いでも杞憂でもなく、店主が人間では無いことを。
セラの変な様子にようやく納得がいったセイジは、人間ではなかったらしいあの美人店主のことよりも、彼女の方に意識が向いた。
あほらし、と呟く。
「だからお前なんか変だったのかよ。別に言えばよかったのに」
「言おうとしたけど、あんたあの女にデレデレしてたじゃない。外だったらぶん殴ってたわよ」
「お前それでも人魚か?」
貧弱なセラに殴られても痛くも痒くもない。だが脛を的確に蹴ってくるのはやめて欲しかった。微妙に鬱陶しい。
「……あの人が人外だってのは分かったけどよ、なんでそんなに警戒してんだよ」
セラと同じ人ならざる存在ならば、人ならざる存在を執拗に追いかける例の組織の連中から逃亡中の自分たちに何か協力してくれるかもしれない。楽観的な考えだということは本人も分かっていたので、そこまではセラに言わなかった。
「……陸の連中は怖いのよ。特に”鬼”は怖いわ。あいつら容赦ないもの。人魚も平気で攫っては食べていたって、お祖母様から聞いたことがあるわ」
「へぇー、そりゃ怖いだろうな。お前からすりゃ」
「怖いですねぇ……」
「ん?」
「え?」
なんか声が混ざっていたような気がする。二人は共に声の聞こえた方向を見ると、そこにはニコニコと笑う店主が立っていた。
げっと顔を歪めるセイジと、何故か血の気が引いたように青ざめるセラ。何が面白いのか、店主はクスクスと笑っている。
「……聞こえてました?」
「いいえ、私は店主としてお客様のプライバシーは尊重しているので♪」
「……」
がっつり会話に入っておいて、よくもまあいけしゃあしゃあと宣うものだ。そう思った二人だったが、流石に怖くて口には出さなかった。
セラは店主の正体を完全に察していて、セイジもセラの怯え様と先の会話から店主の正体を何となく理解している。
もうオカルトじみた話は懲り懲りだ、と彼は思いながらも、やはり現実として目の前に二人もの人外が居るのだから、世の中不思議なことがあるものだと半ば諦観した。
黙りこくってしまった二人を、店主はあらあらと困ったように見つめる。厨房にいても二人の会話は耳に届いていた。いくら声量を小さくしようが無駄である。なぜなら彼女はそういう種族だからだ。
何とも微笑ましいやり取りに、もっと盗み聞きしたいという欲が湧いてきた店主であったが、今回は店主として振る舞うべしとの勘に従った。彼女は自分の直感に多大なる信頼を置いている。であるが故に、店主は店主として二人に挨拶をした。
「──改めまして。私は居酒屋なきら店主、
突然の乱入、突然の挨拶。セイジとセラは驚いて言葉も出ない。
──とはいえ、この二人の反応は微妙に違っていた。
セラは、今まさに話していた女がさも平然とそこに立っていたことに恐怖していた。
気配など一切感じなかったというのに、目の前の女は音もなく自分たちのそばに居たのだ。しかも明らかに会話の内容も聞かれていた。
迂闊だったと自身の浅慮を反省しつつも、セラは何時でも逃げ出せるように僅かに距離をとる。この店主が本気になれば自分達どころか町の一角を吹き飛ばすことくらいは出来るだろう。
天敵というか、外敵というか。
自身の種族との明確な関係はともかく、人魚としての知恵と経験から目の前の人外相手には無駄な行為と分かっていても、警戒感は強まるばかり。セラの生存本能は、警鐘を鳴らして止まなかった。
せめてセイジだけは生かして逃がす。友人を守るというその決意は堅く、セラは店主を強く睨みつけた。しかし店主は気にした素振りもなく、ただ綺麗な笑みを浮かべ続けている。
おそらく過去最大限に警戒を強めているであろうそんな彼女に対して、一方のセイジはというと──、
「……っ(堪えろ俺ッ!人の名前を笑うなんてジジイに叱られるどころの話じゃないぞ!しかも相手は女だ、こ、堪えろ……!!)」
寿限無寿限無、五劫の擦り切れ──ああ、店主の名前の由来であろう落語の噺がセイジの脳内にドンドン浮かんでくる。この時ばかりは素直に学校に通っていた小学時代の自分を恨んだ。
セラが命の危機を感じて、セイジだけは逃がそうと脳内で柵を組み立てているにも関わらず、そのセイジ本人は店主の奇天烈な名前を聞いた瞬間から吹き出さないようにと思い切り自分の太ももをつねっていたのである。
もしもセラがこのことを知れば呆れるどころか、逆に感心されていただろうが、幸か不幸か彼女はセイジの様子に気を配る余裕がなかった。
キラキラネームどころの話じゃない上に、こんなに綺麗な人がしたり顔で「私の名前は寿限無です」とか言うものだから、セイジは笑いを堪えるのに必死だ。表情も雰囲気も一切崩さず、太ももの肉がちぎれそうなくらい強くつねる。
基本的にクズであるセイジだが、他人の名前を笑うという行為が決して許されないことは分かっている。もはや一線を超えるレベルの話ではない。
いくら馬鹿とはいえ、彼は人としてやってはいけないことは──銃を人に向けて撃ったのはアクシデントなのでカウントしない──やらないのである。しかも相手が歳上の異性ともなれば尚のことだ。
深呼吸が必要だ。あとは水分補給。
すーはーと深く息を吸い、机の上に置いてあるコップに備え付けのウォーターポットで水を注いだ。それを思い切り飲み干すと、些か気分が落ち着いた。
そして冷静になって、セラが今まで見たことないほど剣呑な雰囲気を醸し出していることに気がつく。戸惑ったセイジが彼女に声をかけようとする前に、店主の口が開いた。
「あらあら、せっかく頼んで下さった特製ジュースは飲んで下さらないんですか? 柑橘系の微炭酸、お客さんには評判ですよ? 是非飲んでみて下さいな」
ああ、そういえばそんなのも頼んでいたか。店主の奇天烈な名前の衝撃ですっかり忘れていた。セイジはチラっとセラの顔を伺いながら、ジュースに口をつける。
口内に広がる酸っぱくも甘い味、舌触りのいい炭酸の低刺激。なるほど、これは確かに美味しい。
︎︎セイジは何かを訴えるかのようにゲシゲシと掘りごたつの下で脛を蹴ってくるセラを無視して、店主に顔を向ける。
そして店主に負けず劣らずの満面の笑みで、朗らかに彼は言った。
「美味しいっす、海砂利水魚さん」
「──寿限無ですッッッッ!!!!」
︎︎入店してから十数分……初めて店主が笑みを崩した瞬間であった。
マーメイド・エスケープ! シューガン @shurgun33338
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