8 疎通

火曜日

ガヤ ガヤ

女子生徒A: ねぇ、見て 蓮くん登校してるよ!

女子生徒B: ほんとだ!!初めて見た、、すごいかっこいい

女子生徒C: 1人だけど、、

女子生徒D: 声かけにくいよね、さすがに、、

女子生徒A: 無理無理

女子生徒B: 向こうも嫌だよね、きっと

女子生徒C: だよねぇ 

女子生徒D: クラス一緒の人羨ましい〜

二三月: (、、、) 、、あ (彩月だ)

ザワ ザワ

二三月: ! (誰かと一緒か?) 、、、

宇月: なんかざわついてませんか?

晃: そうか?

宇月: そうですよ、、

キョロ

宇月: あ、先輩 斜め後ろの方に

晃: ん?

宇月: 二三月蓮ですよ!

晃: 本当だ 二三月!

二三月: !

晃: おはよう 今日もいい天気だな

二三月: おはよう、、彩月

ペコ

晃: 後輩の宇月だ

宇月: あ、あの 宇月千聖です

二三月: 、、よろしく

宇月: ! よろしくお願いします!

晃: 今日の宿題やってきたか?

二三月: 昨日、休み時間に終わらせた

晃: え、全部?

二三月: ああ 持ち帰っても、やり忘れるから

晃: すごいな、いつやってたんだ

二三月: お前がトイレ行ってる間とか?

晃: あ、あんな短時間で、、俺も見習わないとな

二三月: 正確性はないけど

晃: スピード重視か

二三月: そんなとこ

宇月: (ふつーに喋ってる、、ほんとに、先輩はこの人と普通の友達同士なんだ 二三月蓮、、意外と真面目そうだし、関わりやすいのかな?)

晃: じゃあな、宇月 俺たち、こっちだから

宇月: あ、、はい!先輩、今日は、、

晃: バイトだ

宇月: でしたね、、頑張って下さい!

晃: ありがとう

二三月: 何の後輩?

晃: ああ、、ちょっと色々あって 宇月のお姉さんと知り合いなんだ

二三月: ふうん、、

宇月: 物知りでなんでも教えてくれる 俺より年下なのにな

二三月: はは、そうなんだ

晃: 俺は、、最近思うんだけど、どうやら人より知らないことが多いみたいだ

二三月: 彩月はいいよ そのままで

晃: 、、二三月は優しいな

二三月: な、なんだよ、それ どこが

晃: お土産、ありがとうな 美味しかった

二三月: え、ああ、、それは良かった

晃: ところで、今日はお昼持ってきたか?

二三月: いや

晃: 母さんが珍しく作ってくれた もし、、良ければ一緒に食べないか?

二三月: え

晃: 嫌じゃなければ 口に合うかは分からないけど、俺は美味いと思う

二三月: でもお前の分だろ?

晃: かなり多めに作ってくれたから

二三月: 、、お前、これ

晃: どうぞ食べてくれ

二三月: 三段重って!ははは、面白すぎ!初めて見た!

晃: どう見ても1人じゃ無理だろ?この割り箸使ってくれ

二三月: わざわざどうも、、もしかして(俺のために?)

晃: ん?

二三月: いや、、ありがと

晃: 母さんに伝えとくよ

二三月: うまいな

晃: そうだな いつもより豪華でうまい

二三月: ははは

(意外と、よく笑うんだな 二三月)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【BLゲーム】晃の日常 しむしむ @simp622

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ