7 融和

月曜日

二三月: 、、おはよ

晃: おはよう 体調崩したのか?

二三月: え、いや、、ちょっと 家の用事で

晃: そうか、、あ (もしかして、仕事だったのかな)

二三月: なに?

晃: いや、なんでも

二三月: 、、今日、昼さ

晃: うん?昼?

二三月: 飯、持ってきた?

晃: いや また購買に買いに行くと思う

二三月: 俺も行っていい?

晃: もちろん 昼はしっかり食べないとな

二三月: 、、そうだな

晃: 4限終わったら、走ろう 早く行けば、混まないうちに買えるから

二三月: ああ(、、、)

キーンコーンカーンコーン

晃: ふう 1番乗りだな

二三月: ハア ハア お前、、足速いよな

晃: 走るの好きなんだ でも廊下を走ってるのを先生に見つかると怒られるから、注意が必要だ

二三月: いや、、途中、後ろから教師の声聞こえた気がするけど

晃: そうだった?

二三月: たぶん、、まあいいか 何食べる?

晃: うーん、早く着いたからなんでもある コロッケパンにしようかな

二三月: わかった コロッケパン2つ

購買のスタッフ: はい、どうぞ〜

晃: あ、二三月 お金

二三月: いい 早く行くぞ

--屋上へ続く階段へ移動

晃: お金払うよ

二三月: いいから この前のお礼

晃: でもこの前のはお祝いだ

二三月: じゃあ、お祝いのお礼 普通するだろ?

晃: (そうなのか?) 、、どうもありがとう

二三月: あと、これお土産 ガサ

晃: え、いいのか?

二三月: うん

晃: なんだか高級そうだな、、

二三月: そうでもない

晃: 仕事だったのか?

二三月: ! 、、俺のこと、調べた?

晃: えーと、、後輩が少し教えてくれたから、MHKニュース以外の番組見てみたんだ でも、二三月は出ていなくて、、実はまだよく分かってない

二三月: いいよ、知らなくて

晃: 友達のことなら、知りたいと思う

二三月: 、、友達

晃: 早かった?

二三月:ふはっ、そんなん早いも遅いもないだろ(笑)

晃: そうだよな ホッ

二三月: お前には、、学校での俺だけ知っていて欲しい

晃: でも転校初日以降、来ていなかったじゃないか

二三月: ああ たしかに、仕事が立て続けに、、あ

晃: 仕事で忙しかったのに、お土産買ってくれたのか

二三月: 違う、違う 別に忙しくないし、大したもんじゃない

晃: 嬉しいな ニコ

二三月: 、、なるべく、学校来るから

晃: ああ ちゃんと学校に来て、勉強しないとな

二三月: うん、、そうだよな


夕方、家にて。

晃の母: あら、これどうしたの!?

晃: 友達がお土産だって、くれた

母: これ、前にテレビでやってた高級洋菓子店のお菓子じゃない!すっごい高いのよ!いいのかしら、こんなのもらって!?

晃: そうなの?大したものじゃないって言ってたのに

母: あらぁ、、お家が裕福な方なのかしら? 私たちとは感覚が違うのかもしれないわ、、

晃: うーん(芸能人だからか?)

母: ちゃんとお礼言ったわよね?私、お家に電話かけなくていいかしら!?

晃: (二三月の電話番号知らないし、、それに、嫌がりそうだ)大丈夫、しっかりお礼言ったから

母: そう、、それにしても、これ食べてみたかったのよ ちょっと頂戴?

晃: いいよ (二三月には、感想だけ伝えよう)


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