きれいじゃないいきかた

つかれた。


ギスギスした家庭。


希望のない未来。


駄目な自分。


生。


全然きれいじゃない生にちょっとだけつかれた。


全部が全部中途半端な自分が現状が世界が大嫌いで、放り投げ出したくって。


死ぬ気もないのに筆をとった。


そして、6歳の時に買ったぬいぐるみを抱いた自分が海辺で綺麗に死ぬ想像をした。


だれにも止めることができないし、迷惑もかけない完璧で綺麗な計画を想像した。


完璧にきれいなはずだった。


でもなんか涙がボロボロこぼれ落ちてきた。


嗚咽が止まらなかった。


感動とかじゃない。


じゃあなんだ?





実は死にたくないのかもしれない。と思った。





私は今日もきれいじゃなく生きる。

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この世の綺麗なしにかた 小夜時雨 @pioggia

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