感想8『極道シスターの武闘派組織運営譚』 ~第28話

■こんにちは!天音朝陽です。


「うわっ!なんだ!げっ……後ろにいるのはシスター・キョウカ……ということはコイツら、神聖ミカド組だ!」


「よし、武器変換ッ………いでよRPG7ッ!」


『極道シスターの武闘派組織運営譚』

作者 とまみザワ・トマミン 様

第1話~第28話までの感想


*感想にはネタバレが含まれます。

★やはりシスターは白だ

★銃系の武器を駆使した戦い

★脇役女性キャラが秀逸

★純粋に楽しめる


実は、この作品を読む前に感想依頼として頂いた作品のほとんどが

強烈な密度を持ったダークファンタジー的な作品でした。

悪い意味ではないのですが、エネルギーを消耗しておりました。


そろそろ「力まずに楽しめる作品」を読みたい。

あ~、なんか可愛い女性キャラが出て来て、主人公がそこそこ強くて、性的描写とまではいきませんが 時々おぱいとかパンツとか・・・ 読みたいのう。


力まずに楽しめる作品を読みたいのう!と満月に吠えていた私・天音朝陽の次なる依頼作品は『極道シスターの武闘派組織運営譚』とのこと 


まさか、次の依頼もドロドロっの『二代目はクリスチャン』なみの濃いダークファンタジーなのか? 身構える私。


第一話を読んだところ

おおっ、これは望みがかなえられそうじゃ!と胸が震えました。


作者さんに伝えたい読者としての第一感想。


ああっ! やはりシスターは白なのだ。


主人公「京真」はシスターに転生!第2話の外見描写によると

>腰まで届く白銀の髪に、服装は白と黒を基調とした修道服に包まれていた、これはシスターの姿だ。

胸もそこそこあるらしい。あ、私は貧乳から巨乳まで全対応です。


で、実は『戦うシスター』って私の性癖に刺さるんですよね。私の代表作ヒロインも短刀をもって戦う修道女なのですよ。

https://kakuyomu.jp/works/16817330663517019554/episodes/16817330663517809818 (何気に宣伝しておきます、シスターヒロインの戦闘シーン回のリンクです)


それでいて、やはりこれが第一にこないといけないだろう!と思っていたのが本当に第一に来るわけ。


第四話

>「…京真さん……白なんですね」


やはり、蹴りが放たれて目に焼き付くのは『白』なんです!

ええ、やったよ、作中で私も同じことやりましたよ、ハァハァ!


ここをお読みの方は、解読力をお持ちでしょうから『何が白なのか』分からない方はいらっしゃらないと思いますので、その布地の説明はしません。


作中をみる限りはおそらく生足に白ですが、黒ストッキングに白も良いですね。

あと、個人的にはシスター+『紺』も良いのでは?とここで世間に提案してみます。


なんだか、私ひとりテンション高くてすみません。

だって作者さんに伝えたいんですよ、この感動と興奮を。


このままでは、ただの変態的な感想で終わってしまうので、以下真面目に一読者としての感想をお届けします。


この作品は、感想を書き始めて8本目の物語になるのですが、これまでは剣がメイン武器の物語で『銃』がメインとなる戦い、しかも毎回同じ銃での戦いではない、という点が面白く印象に残りました。


かなりのネタバレになるので今回は意図的に伏字にしますが

○を倒すために○○○○○○○○ーを出すとか聞いたことねえよ!って感じですね。○にむけてその武器をぶっ放すシーンは、さながら自分がシスターになってぶっ放している爽快感がありました。


また、バトルの相手も ならず者から鎧に身をまとった騎士、そして○まで登場と良い意味でバラエティーに富んでおり飽きの来ない感じです。

バトルの内容も、単純にキンキンキンキンと剣を交えて(この作品の場合は剣ではなく銃ですが)いるだけではなく、ひねりや良いサジ加減のピンチシーンがあって、まさに余は満足じゃ!という具合です。


全体的にサクサクと物語が進んでいく感じが良いですね。

私的には、主人公が大いなる葛藤を抱えて深く悩む話も好きなのですが、この作品のように『えっ?そんなに簡単に話が進むの?』みたいなノリもなかなかに良いものだと思いました。


女神がクビになったりとか、メインキャラの妹があっけなく死んだり、生贄にされても腹の中から救助されたり(しかも二度も)・・・

このノリは作者さん独自のものなのかもしれませんが、天才なんじゃないか?と創作者目線で思ったものです。



好きなキャラククターランキングとその理由

恒例の企画です。


1位 主人公・京真

性癖のど真ん中なので有無を言わさず一位です。中身(精神性)は男性、しかも極道という・・・。シスターとは正反対な感じが良いですね。

武器が銃であるというのも斬新です。出来れば、毎回戦闘シーンで蹴りを放ってほしかった。


2位 キャロル・ラグナ

メインとなる女性キャラたちは全員好きなのですが、この娘は好きですね。登場シーンが裸であったり、二度も大変な目にあったり、メイドさんになるのも刺さりますね。って、これは単に性癖に刺さったって事か?


3位 女神レガリアス

面白い、貴方を導く役割を担った者です!とか言って次の話であっけなくクビになったり、街に遊びに出てあっけなく敵に捕まったり、女神のクセに大したことないってところが刺さりました。って、チェーンソー振り回したり、瀕死の人間を蘇生させたりしてるんで、大したことないってのは言いすぎですね、取り消します。


4位 ルシーラ・ロントハイム

おとなしい良い娘かと思いきや、凶暴な面をみせたりしますね、良いですね。主人公の影響でどんどん極悪になっていく感じもそそられます。あっ、私はMっ気はないですので誤解なきように。


あとは、竜族のボスなどの悪役さんたちが5位以下ですね。

悪役さんたちも、ザ・悪役という感じでいい存在感を放っていました!


個人的に性癖に刺さった一言

第5話 女神レガリアスの主人公の脅しに対する返答

>「ハイ!レガリアスハヨロコンデイカセテイタダキマス!イタイノハイヤナノデ!」

イカセテイタダキマスとイタイノハイヤナノデ・・・


アァァ(*´Д`)ハアハア、なんというけしからんセリフでしょうか。


ま、まあ、何と言いますか、性癖とかハアハアみたいな感想ですみませんが、十分に物語を堪能させていただきました。

女神からメイドさんまで出てきていただいて、もう今夜はぐっすりと眠れそうです。


あと細かい事で、序盤のシーンで京真が銃弾をかなりぶっ放していたので「弾、切れるんじゃね?」と心配していましたら、すぐに『銃弾換装』の能力が出てきて安心しました。


重々しいダークファンタジーを連続して読んできた中で、今回の『極道シスターの武闘派組織運営譚』は私の性癖に刺さり癒しとなるものでした。

もちろん、性癖うんぬんではなくストーリーやバトルも楽しめるもので、女神が誘拐された時や、キャロルがピンチの時はハラハラドキドキと正統(?)な楽しみもいたしました。


では、今回の出会いに感謝しつつ、このあたりで終了したいと思います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る