白針兎は、赤を待つ
鳥兎子
白針兎は、赤を待つ
魂は針の先にある。
放射状に広がる白硝子の毛並みに、
息を吹いた。
眼下で呆ける
「ハイ、残念。私は柔くなんか無いのよ! 」
「新手の
「花丸100点ですぅ、雰囲気イケメソくん! 」
ウサ耳ぴょこん&ウィンク♡した私は、光の糸束を引いて大地へ突撃する! 彗星の
「私の名は、ミィヤ・ラビットテイル!! 異称は『魂喰らいの白兎』!! イケメソくん、ちゃんと悪名広めといてよねぇ……って……もう
私の一撃を躱せる、良質な魂の王子様を待ってるのに……これが、とんと来ないんだ。運命は赤い糸の先にある、なんて言うけれど、私の白針にだって運命が通してあるはずでしょ?
魂消えかけの焚き火の前、しゃがんだ私は膝に頬杖をつく。白いため息は、揺らめく赤色
白針兎は、赤を待つ 鳥兎子 @totoko3927
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