第8話 ミケとハナ

ミケ「どうしたんだい?ハナ」


ハナ(心の声)『美月が部屋に戻ってしまった後、ミケおばあちゃんがやって来た。あたしは言う。』


ハナ「美月の事が心配なんだ。なんだか辛そうで・・・」


ミケ「そうだねえ。でもねえ、ハナ。これは美月が乗り越えなければいけない試練なんだよ。美月ならきっと大丈夫。きっとうまくやっていけるさ。あたしたちはあの子の事を見守ってあげよう。」


ハナ「本当に?おばあちゃん、だいじょうぶかな?」


ミケ「うん。大丈夫だとも。あの子は、私たちが思っているよりもずっとしっかりした子だよ。」


ハナ「そうだよね。おばあちゃん」


ハナ(心の声)『おばあちゃんとあたしは、そう言って満月を見上げた。』

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万福寺の化け猫ミケの備忘録 もちづききなこもち @kinakomothizuki888

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