わたくし、出奔いたします。

＊登場人物まとめ（ネタバレあり）

＊リィナ・エリオント→フォルトゥナ・アチェロ

　主人公。子爵家の娘。

　日頃から父の言動に悩まされてきた。

　学院卒業間近に父から言われたある一言で、出奔の決意をより一層強いものに。

＊ペール・エリオント

　主人公の父。

　典型的な男尊女卑主義者。

　リィナを自分の言う事を聞かせる人形としか見ていないが、本人は無自覚。

　実は妻には頭が上がらない。気に入らないことは全てリィナにぶつけていた。

＊エリオント子爵

　主人公の母。作中には登場しないがエリオント家の当主。

　今回の出奔は全て母不在中に起きた（父は頭が上がらないので……）。

　前々からリィナが家を出ようとしている事は知っていたので、

　元気に生きてくれていればそれで良いと考えている。

＊アンナ・エトワル

　主人公の専属侍女。

　貴族御用達の商会出身だが、東の国へ行くために侍女として働いていた。

　リィナの荷物をエミリア家へ運び出した協力者。

　エミリアのいとこ。父親同士が兄弟に当たる。

＊エミリア・エクエス

　侯爵家の娘。

　リィナの良き友人。

　アンナのいとこ。父親同士が兄弟に当たる。

＊ステラート先生

　リィナとエミリアが通う学院の先生。

　国家間の人事交流で学院へ赴任していた。

　リィナの家庭事情を知り、帝国へ就職するようアドバイスをする。

＊オグル男爵

　リィナの見合い相手。（正確には、父が勝手に決めた見合い相手）

　資産家として名が通っている。

　笑顔だが常に威圧的な態度を崩さない。