【読まなくても楽しめる何か】
6月、あやつに会いました。強気で天才、かっこいい。本当に、なぜ私が会えたのかわからないくらい。
翌7月、あやつは急に走らなくなりました。読書の量も減りました。食べる量も少なくなりました。憎まれ口は、減りませんでしたが。
さらに進んだ8月、あやつに会える時間が減りました。「お前の見てる色は面白そうだな」って言って、あやつは寝息を立てました。
過ぎ去って9月、私は一言の手紙を書きました。それから数日、あやつから手紙が届きました。昨年に書かれた、皮肉っぽい手紙が。
なんてことが今回投稿させていただいた作品の原盤になっています。
勿論、作品の詳細設定とは異なる部分がありますし、そこに生きた人々は全くの別人です。
皆様がこの詩を読み感じ何を思ったのかは、私にはわかりません。
ですがここに書きますが、私が作品に込めた想いは『憧れ』です。
私は別れた人との悲しみも温かさも、死火に投げ込んだ人間だからです。好きという想いはなくせないのに、受け入れ続けた人間だからです。
そうやって再発するのが、私にとって一番楽だったからでしょう。
だから、繋がりの果てに未練たらったらって、少し羨ましいのですよね。
とはいえ、未練はあるのですが。
これを読まなくても作品は楽しめます。私の雑念なんて皆様の心に映る物語には不要。
どうか、思うがままにお楽しみください。
皆様の胸の内に何かを残せたのならば、私は幸せ者と言えますから。
あやつにサファイアブルーの夜空を
私に白い野バラを
虹の星を持つ貴方へ アールサートゥ @Ramusesu836
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます