私のような工業技術系の人間は、"再発"という言葉にちょっと身構えてしまうのですが、この作品でその認識は狭いことを気付かされました。 何時のまにか言葉狩りに近い認識になってしまってたのですね。 我々の"当たり前"かもしれませんが、言葉に対して、もっと自由であるべきですね。
いつも楽しんでおります。 俳句は敷居が高くて、少し苦手意識のある私ですが、お話があるので楽しく見させていただいております。 長さも、何かの合間に見られる字数で、とてもありがたい限り。 これからも、楽しみにしております。
「再発」というワードがテーマの今作。正と負の双極を成すこの言葉の意味を、様々な角度から切り込み一つ一つのストーリーとして醸成している。著者の織り成す言葉の趣き。その奥行きの深さ、可能性の広さが、巧緻かつ気韻生動として味わい深い。それらを改めて再発見した次第だ。