誰かを『守りたい』――その想いが彼を強くする。

十代の多感な時期。
自分には何か特別な力が眠っていて、いつかそれが開花するんじゃないか――そんな“夢”を見ていた方も多いのではないでしょうか。
かくいう、僕もその口です。

叶わない現実。だからこそ創作物の世界に浸る。
この作品は、そんな想像を見事に投影してくれます。


これは、主人公・久鎌井くんとそれを取り巻く美少女たちの成長物語。異能での戦いを通して、苦悩や葛藤、困難を乗り越えていく様が秀逸に描かれています。

文章力もさることながら、作者様がこの作品に対する深い想いは読んでいても伝わってきます。
なので、是非ともこの作品に触れていただきたい。

ラストは感動ものですよ。

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