タイムパラドックスから生まれた恋

女子大生アメリーが、165年前に存在した公爵令嬢アマーリエとなって目覚めたところから物語は始まります。
アマーリエの婚約者であるジークフリート王子は、歴史によれば、ある女性と心中しています。(心中かどうか怪しいのですが)
アメリーはジークフリート王子を助けるため、さらには国の悲劇を変えようと奮闘しようとしますが……。
物語は単純明快には進んでいきません。
多数の人物の思惑が入り乱れ、もどかしい展開に。
悪い人間も多数登場し、騙したり、騙されたり。駆け引きもあって、一筋縄ではいきません。
アマーリエは無事にジークフリート王子を助けることができるのでしょうか?
そしてアマーリエになった、アメリーの意識はどうなるのか。そこが最後に描かれていて、キュンとします。
タイムパラドックスから生まれた恋、素敵です!