設定が秀逸。連載の形に最適。

主人公が異世界転生を請け負う会社で働きながら、行った父の行方を探す物語。大きなゴールが先にありながら、小さな章立てが出来る設定は連載の形にとても向いており、続きがすぐに読みたくなる。依頼者の悩みがそこまで深く無いことも転生という内容とマッチしており好感が持てた。各章は依頼者の一人称で語られるが、そこの書き分けも上手。細部にはなるが「リンカー」という名前がlinkとreincarnation双方に掛かっているように感じられ見事だと思った。続きを楽しみにしています。