殷仲文3 誅滅
「なんとも精気のなきことだ!」
ここには
殷仲文にはもともと名望があり、我こそは朝廷の枢要に立つにふさわしい、と自認していた。しかし今となっては、
出立し、会稽と東陽との中間地点にあたる
「この山川の形勢を見るにここからふたたび
孫策と言えば富陽に籍を置く、劉姓の群雄である
この頃、
「
407 年、ついに殷仲文と
殷仲文は決起数日前、鏡を覗いたところ自らの姿が映らないのを見たと言う。
殷仲文は文章を得意とし、世に重んじられていた。このため
「もし殷仲文が
文章を書いてばかりで、まともに読書をしていなかった、と言うのである。
仲文因月朔與眾至大司馬府,府中有老槐樹,顧之良久而歎曰:「此樹婆娑,無復生意!」仲文素有名望,自謂必當朝政,又謝混之徒疇昔所輕者,並皆比肩,常怏怏不得志。忽遷為東陽太守,意彌不平。劉毅愛才好士,深相禮接,臨當之郡,遊宴彌日。行至富陽,慨然歎曰:「看此山川形勢,當復出一伯符。」何無忌甚慕之。東陽,無忌所統,仲文許當便道修謁,無忌故益飲遲之,令府中命文人殷闡、孔寧子之徒撰義構文,以俟其至。仲文失志恍惚,遂不過府。無忌疑其薄己,大怒,思中傷之。時屬慕容超南侵,無忌言于劉裕曰:「桓胤、殷仲文並乃腹心之疾,北虜不足為憂。」義熙三年,又以仲文與駱球等謀反,及其弟南蠻校尉叔文伏誅。仲文時照鏡不見其面,數日而遇禍。
仲文善屬文,為世所重,謝靈運嘗云:「若殷仲文讀書半袁豹,則文才不減班固。」言其文多而見書少也。
(晋書99-35)
だいぶ世説新語。ほとんど世説新語。
老いたエンジュ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884883338/episodes/1177354054889298840
孫策
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884883338/episodes/1177354054885237563
文才の話
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884883338/episodes/1177354054891652192
ただ不思議なことに、最後のやつは世説新語だと
ともあれ、なんとも振り回され続けた悲惨な人生、殷仲文さんでした。
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