国とりシミュレーションプレイヤーと転生令嬢


 国王の人格がどこかの国とりシミュレーションゲームのプレイヤーに人格を上書きされてしまう国に生まれ、前世の記憶を取り戻した転生令嬢。

 人格の上書きは国主となることで発生し、以下のような法則もある。


・簒奪などで国主が変われば国を奪った人物が人格を上書きされる。

・嘘の禅譲などで国主を変わろうとしても人格の上書きからは逃れられない。

・国王を傀儡にした場合、それを操る人物が人格を上書きされる。


 転生令嬢は国王の言葉から、前世の同国人の人格が国王に上書きされているというかゲームプレイヤーっぽいと気づき、おおよそを察す。

 悲劇的なことに現国王は体調が思わしくなく、令嬢も親しい第一王子(婚約者か異性の友人かなどの関係は未定)がこのままだと即位して上書きされてしまう。


 婚約者なら上書き後の王になった王子とどう向き合ってゆくかとか王位継承を何とか阻止できないかとかいろいろな方向に話が転がせそう。

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闇谷の覚書のーと 闇谷 紅 @yamitanikou

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