良い意味でホラーに扱うのは少し勿体ないです

確かにホラーなのですが、ホラーという括りで視るのは勿体ないです。

以下の内容はこの文学の種明かしになりますので閲覧要注意です。

見慣れた顔は誰という鏡写しの様な心理描写がホラーをこえてより伝奇的な要素も交えております。

より素直にいうとその時の読者様の心情により多様な解釈が出来る様に創られています。

林檎からも西洋的観点と日本的な考えから別けて考察出来ると感じます。

西洋的観点では林檎は旧約聖書に出てくる善悪を知る木の実との関連性が神学上指摘出来ますので、愛した伴侶を想起出来る様に繋がっております。

短編の中でも多様な考察が出来る一編です。