神殺しを実現した男とは思えぬスローライフっぷりによってすっかり隠居然とした中年が、かつての弟子たちと再会したことによって張りのある(笑)騒動に巻き込まれていく様がギャップ萌えしますね。神を殺した男を師と仰ぐ弟子たちの無遠慮な振るまいによってあたふたする主人公がおもしろく、先の展開を思いやれば勇ましいやらだらしないやらでどうなっちゃうんだろう……という期待に胸が躍ります! こいつらぜったい活躍するだろ(いろんな意味で)って思える個性豊かなキャラクターたちがいっぱいで、一人ひとりに焦点を当てるのもアリだと思いました。ちなみに私はメタリカ推しです。
ぜひ読んでみてください!
70話まで読んだ時点でのレビューになります。
まず、この作者さまの特徴の一つとして挙げられるのが、文章にスピード感があるところだと思うのです。いや、読みやすいという意味とはちょっと違って、文章から出てくるスピード感というか、そういう感じです。それが戦闘描写と重なると、ほんと、息をのむくらいの緊張感を味わえます。これだけで読む価値ありだと私は思います。
その後、どんどん話は大きくなっていき、壮大になっていくんですが、そこも本当にテンポがよくて、上手いんですよね。なんというか不自然な広がり方じゃないというか、自然に心に落ちていくというか、ほんと、そういう感じの上手さを感じる小説です。
これ、他に読んだ人も、テンポがよくて、どんどん読んじゃう小説だと思うんですが、どうですかね。少なくとも私はそれを強く感じる小説でした。
この度は【バトルを文章で表現する】ことに並々ならぬこだわりを持つ作品募集的な企画にご参加いただきありがとうございます。
5話まで拝読させていただきました。時間の関係でファーストバトルまでですが、もっと読みたいと思いました。そのくらい引きつられるものがあります。
師弟モノは私もひとつ書いておりまして、その魅力は愛、信頼、努力、成長、勝利、そして別れというドラマティックな要素で出来ている大好物であります。
師であるバサラとかつての弟子・ジータが再会し、剣を交えて【やっぱ師匠パネェわ】となる王道パターンですが、戦闘描写は緻密でわかりやすく、簡潔に纏まっていて読みやすかったです。
多分この先ジータにバサラが振り回されながらもその実力で無双していく様はバラサがふわっとしているので陳腐ではなく、面白おかしいモノになるのではないでしょうか。緩急のついたバトルを予感しました。
雰囲気的には田舎のおっさん剣聖になるの様な感じでしょうか(違ったらすみません)
ああいった実はとんでもなく強い師匠と弟子の師弟モノがお好きな方にはおすすめできる良作であると思います。
気になる方はぜひご一読を!