第6話
《一方その頃の誘拐された彼らの故郷は…》
『よこせ…!』
『あうあう…』
『ぺぽぺぽ…キャハハハ!』
『オラァ…!』
大量に新種の麻薬が流通していた…
人々は麻薬を求め、争い、社会は崩壊。
謎の男『誘惑をたちきったもの。そして、生き残ったものがネオノアの方舟にふさわしい…』
謎の男『だがこれ以上は見るに耐えないだろぉ~。』
謎の男『比較的ましな人間だけ全員拾って帰るか。先に選んだ奴らが優秀とは限らないしな…バトルさせてもいい。そして適切な人数に調節すればよいだけだ。』
そして、ピンクの痛車にされたキャンピングカーで多くの人を連れ去っていった。
彼は一人で呟いた、
『宗田の言うとおり、絶滅から逃れてどうするんだろう。今、ここの人間には仕事を全うしているやつはいない。原子力発電所は冷却がされなくなり、環境汚染になる。動物園の動物も死んでしまう。今の地球の環境は滅亡は加速する。正しい計画ではないんだよな…』
彼はかつて特になにも思わない少年だった。読書感想文に、なにも思わなかったと書いたことがある。いつか自分に才能が芽生えて活躍できることだとなんとなく思っていた。多くの人に影響を与えられる、なんか有名ですごいひとになりたがった。けれど、彼は、才能が芽生えるのだと信じていたがゆえになにも努力してこなかった。おれにゃなにもねぇと気づいたときには、学ぶ場所はなくなっていた。
そんな彼の前に護衛をつけたダブルスーツで金色のごついアクセサリーをバランス良く着けた、今とは少し顔の違う「タングスター・ペンタゴン」というおかしな名前を名乗るあの方が現れた。
『君は良いものを持っているよ、僕には分かる。君、教室で一人で本を読んでいたタイプだろう?あぁ、バカにしているわけではない。読書の力はすごいんだよ!君には読書で培われた創造力があるのさ!それを使って別の人物、君の理想の人物になりきってごらん。特に目立った学歴はないが面接までは行けるだろう。そこからが見せ場さ!
もし、会社で働きたくないんだったら、僕のところへおいで。大きなことが出来るよ…』
タングスター・ペンタゴンの提案は、彼にはすんなり頭にはいった。カリスマ性というやつだろう。タングスターの言うとおりにすると、親に言われた会社に入ることは出来たが、満足いかなかった。僕はもっとすごいんだって思ってしまった。そしてこの計画に関わったのだった。後悔はない。もう抜けられないのだ。しても仕方ない。
方舟アイランド 剛 快伽 @coolguy1130
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