誰かの幸福であったり、叫びであったり。そんな一つ一つを表現した文章は、特に楽しく時に苦しい。詩は人それぞれ、感じるものが違い、見えてくる物語も違うでしょう。筆者様の意図とは違ったものが見えてくるかもしれない。けれども、それが面白いところでもある。するりと入り込むような柔和な表現の中に隠されたストーリーを味わってみてはいかがでしょうか。
しっとりと染み入るような。けれど、どっしりと重く伸し掛るような。どこまでも柔らかく美しい言葉の中に、重さと苦さを秘めている。そんな気がするのです。さらりと読むのも良いでしょう。深読みするのも良いでしょう。答えはきっと読んだ人の数だけあるのでしょうから。ぜひご一読ください。あなたのお気に入りの1作が見つかることでしょう。
優しさとか慈しみとかの穏やかな物語世界と、時折覗かせる底なしの冷酷さ。どちらも女性ならではの特性。その出し方、お見事です♪