第44話 エピローグ いい性格のエルフさん
魔法歴二〇二五年 一二月八日 第一曜日
私たちは依頼を受けた、アナザリアンギルドに帰っていた。
深い色の木材の柱と
ユウちゃんは情報と経験の多さに疲れ少し離れたソファーに座っている。
タテキシくんがユウちゃんのお守りだ。
ただ何もせずソファーの横に立っている。
わたしたちはリクエストの依頼料を受け取り、それと同時に神殿神官ゾンビの事を抗議した。
*
「でも本当に良かったんでしょか?」
わたしはログアウトする前にセーブしようと生きた木の神殿へと町なかを歩く、アナザリアンギルドと同じ作りで多少小ぶりな建物が並んだかわいい北の町だったが、今は日が高く温かい。
ユウちゃんはその手に雷のメイスを持っていた。
あの神殿神官が落として行ったものだ。
「いいのよしょせんはゲームのドロップアイテムなんだから、
カラテちゃんは神官の自覚があるのだろうか?
「でも良かったね、新しいメイスも手に入れたし、レベルもすごく上がってる!」
わたしはユウちゃん腕に抱きつく。
名前 ユウコ
種族 人間族
職業 初心者神官
レベル 一六
ダメージ 〇パーセント
体力 五〇ポイント
精神力 一一〇ポイント
筋力 二〇
魔力 三三
速さ 一六
状態異常 無し
装備 初心者神官の服
初心者神官のメイス
雷のメイス
「それはテメーもだろトキコ?」
トウケンくんがわたしの頭をワシワシとなでる。
(首折れる)
「わたしの事、ワシワシすんなタテキシくん!」
わたしはユウちゃんの周りをまわるようにタテキシくんをかわす。
名前 トキコ
種族 人間族
職業 精霊召喚師/魔獣使い
レベル 二八
ダメージ 〇パーセント
体力 五〇ポイント
精神力 二三〇ポイント
筋力 二〇
魔力 七三
速さ 二五
状態異常 無し
装備 星の魔女帽子
甘ロリマント
甘ロリワンピース
ラメピンクの
桃の木の杖
従者 ハラヘリキンゾクネズミ シロ
ハラヘリキンゾクネズミ マロ
「オレもカラテも上がったしな」
トウケンくんが誇らしげにカラテちゃんを見る。
「ボス戦勝ったしね」
カラテちゃんウインク!
カラテちゃんかわいい‼
名前 トウケン
種族 鬼族
職業 鬼剣士
レベル 二九
ダメージ 〇パーセント
体力 二四〇ポイント
精神力 五〇ポイント
筋力 八〇
魔力 二三
速さ 三三
状態異常 無し
装備
鬼族の刀、ぶつ切り丸
炎の魔剣、レッドマジックフランベルジュ
名前 カラテ
種族 人間族
職業 格闘神官/双剣使い
レベル 二九
ダメージ 〇パーセント
体力 一七〇ポイント
精神力 一二〇ポイント
筋力 六三
魔力 三三
速さ 三二
状態異常 無し
装備 スカートヒーロースーツ
聖なるハーフローブ
炎の小太刀
炎のショートソード
「もー、わたし追いついたと思ったのにー!」
わたしは少しガッカリ。
「トキコ、テメーはガッカリしすぎだ、俺なんか上がりもしなかったぜ」
名前 タテキシ
種族 人間族
職業 重装甲騎士
レベル 三一
ダメージ 〇パーセント
体力 二九〇ポイント
精神力 二〇ポイント
筋力 一〇〇
魔力 一〇
速さ 二一
状態異常 無し
装備 甲羅割の戦斧
フランキスカ
フランキスカ
鋼の大盾
鋼の全身鎧
厨二病マント
タテキシくんはレベル三〇こえてレベルかわ上がりにくくなったとなげいた。
*
「おやおやみなさん、ご無事ですか?」
生きた木の神殿の前で生きた葉の扉をから出て来たのはあのエルフさん、ニキ・スズランさんだった。
「あっ、性格が悪いエルフのスズランさんだ!」
(スズランさんもセーブかな?)
「性格が悪いとは侵害ですね、私こう見えて『いい性格している』とほめられるんですよ」
スズランさんが優しく笑う。
「へー、そうなんだ、やっぱり良い人なんだ」
(人を悪く言っちゃダメだなー)
「トキコちゃん、それはね、自分勝手で都合の良い性格って意味のよ」
(ダメじゃんスズランさん‼)
「で、テメーは俺たちに何のようだ」
タテキシくんがわたしの前に割って入りスズランさんを睨みつける。
「いえいえ、実は追ゴーストに関して追加情報がありましてこれからアナザリアンギルドに向うところだったんですよ」
スズランさんはヘラヘラ笑いながら話す。
「もしかして、敵はゴーストじゃ無くて神殿神官ゾンビだとか?」
カラテちゃんが目を元をピクピクさせながら話す。
(お鼻もピクピク)
カラテちゃん怒ってる。
「そうなんですよ、ほら追加の依頼料も持ってきました」
「そう、はい」
カラテちゃんが手をのばす。
「しかしすでに依頼は達成されたようですしこれは……」
ニキさんが目ざとくユウちゃんの雷のメイスを見つめる。
ガチャリ……
トウケンくんが鬼族の刀、ぶつ切り丸をサヤから少し開ける。
「冗談ですよ、冗談」
ニキさんが少し慌てる。
(
「じゃあ、私はアナザリアンギルドに依頼の追加手数料を払いに行って参りますから、金すを受け取った証明書にサインなどいただけますか?」
ニキさんは用意周到にパピルスの契約書を持っていた。
………カラテちゃんが疑い深そうに書面を見る。
「トウケン、私とまたアナザリアンギルドに付いて来て、なんか怪しいからギルドに契約書確認してもらうわ」
(カラテちゃんはエルフを全く信じてない!)
「じゃ、私たちも一緒に」
ユウちゃんが心配して付いて行こうとする。
「いいよいいよ、トウケンいれば大抵の事は刀と剣で解決するから」
(トウケンくん怖い!)
「じゃ俺たちは帰るぜ、ユウコは初めての冒険がこんなで疲れてるだろうからな」
タテキシくんがスズランさんをまた睨む。
(握りさん悪い人なのかな?)
「トキコさん私はとても心の清い良いエルフですよ、私の事はぜひニキと」
スズランさんが私の手を取る。
(心よまれた⁉)
「でもそっか、良い人なんだニキさん」
(名前よみの人がふえる、もう友達かな?)
ニキさんがニッコリ笑う。
「トキコ!」
「トキコちゃん」
「トキちゃん」
「テメーは少し人を疑え‼」
「なんでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー⁉」
ワールドシミュレーター・マジカルアース 山岡咲美 @sakumi
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