アルバイト演習/♂2♀1/コメディ

雲依浮鳴

「アルバイト演習」本編

・この作品はフィクションです。登場する人物名や地名、組織名などは現実の物と関係ありません。

・舞台演劇で書いた台本を声劇に直したものです。言葉を追加していますが、伝わりにくい場面があります。

・「山中、」などはト書や場面説明です。台詞ではありません。

・パソコンでの編集のため、媒体によっては見にくい可能性があります。ご了承ください。


-配役表-

住田♂:初めてコンビニバイトをする大学生。ツッコミ

山中♂:修羅の国出身。住田と同じ大学に通う友人。ボケ

安原♀:山中の恋人。台詞少ない



―本編―


山中:

お邪魔するぞ。


住田:

邪魔するなら帰って


山中:

え?帰れと言ったか?友達を家に呼んどいてか?


住田:

この鉄板ネタしらないの?これだから地方民は。


山中:

おいおい、地方民は関係ないだろ?


住田:

そういや、どこ出身だっけ?

初対面の時に聞いた覚えあるけど、忘れた。確か九州だっけ?


山中:

そうだよ。九州のFUKUOKA。

明太子がおいしい所だよ。他にも名物はあるけどね。


住田:

あぁ、そうだった、そうだった。

今度実家帰ったらお土産に明太子頼むわ。


山中:

了解、親御さんと妹さんの分も買ってくるわ。


住田:

ありがとう。


山中:

それで、今日はなんの用だ?折角の休日だってのに朝から呼び出して。


住田:

ふふーん、聞いて驚け。アルバイト先が決まりました。


山中:

おぉ、ついにか、大学に入って一年半と数日でやっと決まったか!


住田:

あぁ、決まったよ!


山中:

どこで働くんだ?


住田:

近所のコンビニ。深夜帯だから時給も少し高め。


山中:

あそこのコンビニか、頑張れよ。


住田:

それで頼みなんだけどさ。


山中:

なんだ?頼みって?


住田:

確か、地元のコンビニでアルバイトしてたんだよな?


山中:

中学と高校生活の両方をコンビニと共に過ごしたぞ。


住田:

それはすごいな。


山中:

学校が第二の家なら俺にとってコンビニは第一の家だ。


住田:

第三の家じゃ無いのかよ。生まれ育った家はどうした?


山中:

小学生の時に燃えて無くなった。


住田:

え?あ、なんかごめん。


山中:

一緒に嫌いだった親父も燃えたから嫌な思い出ではないよ。手間が省けたし。


住田:

え?えぇー??


山中:

ん?どうした?


住田:

お前今さらっと怖いこと言ったな。


山中:

え?そうか?どの辺が?


住田:

いや、触れたくないから気にすんな。

それより、コンビニバイトの先輩として、コンビニでの接客や作法を教えてくれ。

何かミスをやらかしてクビになったりしたら大変だからな。


山中:

作法とか言われても・・・

品出しにレジ打ち、たまに発注任されるくらいだからな。

特にこれと言って教える事は無いぞ。


住田:

なら、迷惑な客に対する対処法的なの教えてくれよ。

酔っ払いとか、万引きとか、クレーマーとか、そう言う客にどう対応したら良いかとかさ。


山中:

うーん、経験談でいいならあるけど。多分、ためにならないぞ。


住田:

いいよいいよ!じゃあ早速実戦形式でやろうぜ。


山中:

は?実戦形式?なんだそれ?口頭で伝えるだけじゃ駄目なのか?


住田:

それじゃわからない所もあるだろ?

何より実戦に近い形の方が身につくだろ?それに暇だしさ。やろうぜ。


山中:

えぇ、嫌だよ。恥ずかしい。

なんで二十歳越えた男二人でコンビニごっこしなきゃいけないんだよ。


住田:

ごっこじゃ無い!演習だよ。アルバイト演習!!


山中:

どっちらにせよ嫌だよ。


住田:

わかった。つきあってくれたら昼飯おごるから!


山中:

焼き肉でも?


住田:

ランチセットなら


山中:

約束だからな。


住田:

決まりだな。やるからには本気でやれよ!


山中:

当たり前だ。俺が客でお前が店員だよな?


住田:

あぁ、どんな客が来ても対応出来るようになりたいからな!色んなパターンを頼むぜ!


山中:

わかった。どんな客でもいいんだな。


住田:

あぁ、どんとこい。じゃあココをレジにするから、そこの扉から入ってきて。


山中、廊下へはける。


住田:

準備いいか?始めるぞ。


住田、手を叩く

山中、ブリッジした状態で部屋に入る。


住田:

いらっしゃい待て待て待て!!!


山中:

ん?どうした?


住田:

え?何?それはなに?人間なの??


山中:

人間だが・・・人間に見えないか?


住田:

ごめん、初めてブリッジしながら入店する人を見た。


山中:

そうか、こっちじゃあんまり見ないのか


住田:

待って、普通は居ないからね。


山中:

どんな客でも良いって言うから


住田:

常識の範囲で頼む。実際にいるであろう客で頼む!


山中:

あれも体験したことある例だったんだけどな


住田:

え?実例だったの!?


山中:

あぁ、さすがの俺もびっくりしたがな。


住田:

驚かない方が無理だよ。じゃあ次行くよ。


山中:

あぁ、いつでもいいぞ。


住田、手を叩く

山中、きょろきょろしながら入ってくる(挙動不審)


住田:

いらっしゃいませー!


山中、店内を歩き回り一つの場所でとまる


住田:

ん?なんか挙動不審だな、あの客。


山中、何かを隠す動作をするが、取った物を元の場所に戻す。


山中:

えっと・・・


山中、周りをキョロキョロと見渡したの後に再び物を手に取り懐へ持って行こうとするが、留まり元の場所に返す。住田も動くが、それをみて元の場所に戻る。


住田:

え、万引きか・・・?いや、棚に戻したな。


山中:

・・・


山中、それをもう一度行い、何も取らずに店を出ていく。


住田:

ありがとうございました。



住田:

え?何だったの?


山中:

万引きしそうな空気を出して何も取らず、買わずに帰って行く迷惑な客。

所謂冷やかしって奴だな。


住田:

迷惑過ぎるよ!?

なんなのあれ、あわよくば盗もうみたいな空気出しといてさ!

そこまでするなら万引きしろよ!!


山中:

おいおい、その発言はやばいんじゃないか?コンビニ店員として以前に人として。


住田:

それなら山中の方がやばい発言してるからな


山中:

え?何時そんな発言をした?


住田:

やっぱり自覚なしか!


山中:

ん?


住田:

いや、いいよ。

それよりさ、確かにさっきのブリッジの奴よりいそうだけどさ。

只の暇人じゃん。


山中:

あぁ、ブリッジの奴をSRだとしたらこいつはUC(アンコモン)だな。


住田:

なんでレア度で表すんだよ。UCって事は以外と多いじゃないか。その暇人。


山中:

三日に一回のペースできてたぞ。


住田:

ガチの暇人じゃねーかよ。何がしたいんだよ。


山中:

さぁな。俺も理解出来ん。


住田:

したくもないしする必要も無いよ。

次はもっと実用的なのお願いね。リアルなやつだからね!


山中、部屋の外へ。

住田、手を叩く。

山中、部屋の外で話し、声だけ聞こえてくる。



山中:

あ、こんちわーっす。何してんすか?マジっすか。俺もすっよ。


住田:

外でなんか話してるな・・・


山中:

先輩もっすか、やっぱりコンビニは「ココ」が一番っすよね。

酒も煙草の銘柄も多いから「ココ」が一番っす。

何よりパンがおいしいっすよね。


住田:

・・・


山中:

そうですよね。デザートにも力入ってて、どれも旨いっすよね。

あ、俺のおすすめは最近新しくでたチーズタッカルビっすよ。


住田:

・・・デザートじゃねーのかよ


山中:

マジで?俺も食べたっすよ!うまいっすよね!うける!


住田:

うけねーよ


山中:

そうっすね、じゃあ買いに行きましょうよ。決まりっすね。

じゃ先にむこうのコンビニに行ってるんで向こうで合流って事で。


住田:

ここのコンビニの話じゃないのかよ!!

つーか早く入ってこいよ山中!!

対応のたの字もないよその事例!!


山中、部屋に戻る


山中:

いや、対応しにこいよ。


住田:

どうやってだよ。


山中:

それを考えるのが今回の目的だろ?


住田:

そうだけど、なんか違うくないか!?


山中:

でも今回は一番リアルだっただろ?


住田:

確かにコンビニ前でたむろしてる人いるけどさぁ。


山中:

ちなみに「ココ」っていうのはコンビニの名前だからな。


住田:

え?ココって名前のコンビニってあるの?聞いたことない。


山中:

あるよ。大文字のCに小文字のOを二回並べた「ココ」っていうコンビニ。


住田:

それってココの後に「肆番屋(よんばんや)」って付いたりしないか?


山中:

よく知ってるな。その通りだ。


住田:

それコンビニじゃないから。カレー屋だから、煙草も酒も売ってないからね?


山中:

そうだったのか・・・


住田:

何で知らないんだよ。全国チェーンだぞ。


山中:

それより、次だ。


住田:

なんだよ、意外とノリノリだな。


山中、廊下にスタンバイ。

住田、手を叩く。

山中、激しエンジン音と共に店内にトラックがツッコんでいく。


住田:

ストープ!ストープ!!


山中:

あ?どうしたんだよ?まだこれからだぞ。


住田:

何で急にトラックで店内にツッコんできたの!?


山中:

速く入ってこいって言うからだろ。


住田:

言ったけど!速度的な速さは求めてないからね!?


山中:

それならそうと言ってくれよ。頑張って加速して時速340kmまで出したってのに。


住田:

その速度は新幹線だからな。トラックじゃ出せないからな!


山中:

てかさ、お前やる気あるのか?

自分から言い出したくせして全く対応出来てないじゃん。

てかそもそも一回も客と会話してないよね?


住田:

お前が言う!?対応させてくれないお前がいう!?


山中:

何でもかんでも人のせいにしてたら何も学べ無いぞ。


住田:

もっともらしい事をいって丸く収めようとするな。


山中:

一年半と数日かかって見つけたバイトをクビになりたいのか?


住田:

高確率で何かしらの事件が起こるバイト先は願い下げだよ!!


山中:

よし、その意気だ。次行くぞ


住田:

あー、もう聞いちゃいないわ。


山中、廊下へ

住田、手を叩く。

手を叩くと同時にナイフと袋を持った安原入店。


住田:

いらっしゃいませ


安原:

金を詰めろ、今すぐにだ。


住田:

え?誰?


安原:

みりゃわかんだろ?強盗だ!金をだせ!!


住田:

え?え??誰?どうやって入ってきたの!?


安原:

入り口からに決まってんだろうが、とっとと金を出せっていってんだよ。


住田:

え?あ、はい?


安原:

てめぇ死にたいのか?


安原、住田にナイフを突きつける


住田:

ひぃ、すみません!今すぐ出しますから!!


安原:

全部だ。レジの金を全部詰めろ!


住田:

は、はい!


住田、もたつく


安原:

ちんたらしてんじゃねぇ!早くしろ!


住田:

すみません!


二人がやりとりしている間に山中入店。


安原:

店員、てめぇの財布も出せ。


住田:

え?


安原:

早くしろ!!


住田:

は、はい!!


住田、財布を安原に渡す。


山中:

おや、強盗ですか?


安原:

誰だでめぇ!?


山中:

非番ではありますが一応、警察官ですよ。


安原:

なんだって!?


住田:

よかった!!助けてください!!


安原:

て、てめぇ!死にたくなかったら!


山中:

三割でいいですよ。


住田:

え?今なんておっしゃいました?


山中:

ですから、今奪った財布の中のお金。

その三割を渡してくれるのであれば見逃すと言ったんです。


安原:

ほ、本当か?


山中:

本当です。


住田:

ちょっと待ってくださいよ!?貴方警察ですよね!?


山中:

そうですがなにか?


住田:

だったら、強盗を捕まえてくださいよ!


山中:

強盗?なんの事だか?


安原:

ほら、これでいいか?


山中:

ふむふむ、まぁこれぐらいあるなら良いでしょう。

早く逃げなさい。他の警察官に捕まらないように。


安原:

あんがとよ。警察の兄ちゃん。じゃあな!


住田:

あーあ、いっちゃった・・・


山中:

お前が強盗に屈するからだ。


住田:

刃物向けられたら無理だよ。あれ、本物だったよね?


山中:

あぁ、リアリティが大事だからな。本当に切れるやつだ。


住田:

え・・・?本当に怖いんだけど。

てか、なんで警察なのに助けてくれなかったのさ!

あれじゃ共犯者じゃないか!汚職警官だよ!?


山中:

世の中そんなものだ。信じられるのは自分自身くらいだぞ。


住田:

お前マジで過去に何があったんだよ。聞きたくないけどさ。


山中:

色々とあったぞ。火炎瓶投げ込まれたりとか。


住田:

家が燃えた原因それか!


山中:

懐かしいな。


住田:

火炎瓶投げ込まれて、それで家燃えて、

親父も燃えてるのに懐かしいなって思い出に浸れるお前の精神すごいよ。


山中:

そうか?地元じゃ珍しくないけどな


住田:

お前どこに住んでたんだよ。日本じゃ無いだろそこ。


山中:

日本の修羅の国、FUKUOKAだよ?


住田:

俺の知る限りそんな物騒なとこじゃないよ!?

それにあの女誰なの?何時家に入れたの?

面識なさ過ぎて、マジで怖かったんだけど。


山中:

あ、忘れてた。俺の彼女。この間言ってたでしょ。

地元にいる彼女がこっちに遊びに来るって。

紹介しようと思って連れてきてた。


住田:

え?ずっと部屋の外で待たせてたの?先に言ってよ!

最悪な顔合わせになったじゃん!


山中:

記憶に残る出会い方だったな。


住田:

忘れたくても忘れられないよ。


山中:

丁度良いし、今紹介する。入っておいで。


安原:

失礼します。彼の恋人の安原といいます。


住田:

あ、どうも。山中の友人の住田です。

先ほどはどうも。なんかすみません。

部屋の外で待たせてしまったみたいで。


安原:

え?いえいえ、大丈夫ですよ。彼も楽しそうですし。

私もほら、つい楽しくて昔を思い出しながら参加しましたわ。


住田:

え?昔を思い出した?


安原:

えぇ、懐かしいです。


住田:

・・・


山中:

なんだ、その助けを求める様な目は


住田:

なんか今日だけで、お前の印象が大きく変わりつつあるんだが


山中:

そんな変わるようなことやったか?


住田:

だいぶやらかしてるよ


安原:

あの、私はまた外で控えてますので、出番あれば呼んでください。


安原、部屋の外へ


住田:

え?いや、いいよ。部屋でくつろいでもらっても。

あぁ、出ていっちゃったよ。山中!お前も引き留めろよ。


山中:

別にいいんじゃないか?本人がそうしたいって言ってるんだし。


住田:

いや、そうだけどさ・・・あ!


山中:

ん?どうした?


住田:

財布とられたまま!


山中:

気づいたか・・・


住田:

返せよ


山中:

あとでちゃんと返すよ


住田:

本当だな?


山中:

あぁ、嘘はつかない。

ただし、強盗に対して適切な対応が出来れば、だがな。


住田:

えぇ、まだやんのかよ。もういいよ。


山中:

駄目だ。本気でやれといったのはお前だろ?


住田:

そうだけどよ・・・お前ならどうするんだよ。

経験談だから体験したことがあるんだろ?どうやって切り抜けたんだ?


山中:

俺か?


住田:

一回やって見せて。


山中:

仕方ないな。一回だけだぞ。


住田と山中がレジでスタンバイ。


住田:

いやー、今日も暇っすね。


山中:

深夜帯だからな。この時間なら客より強盗が来そうだな。


住田:

そんなこと言ってると本当に来ますよ。


山中:

まさか、来るわけ無いだろ。コンビニだぞ?


安原、入店するなり袋を出し、ナイフで二人を脅す。


安原:

お前ら、金を詰めろ!!


住田:

ご、強盗!?本当にきた!!


安原:

うるさい!騒ぐな!早く金を出せ!!


住田:

せ、先輩どうしたら!?


山中:

慌てるな後輩。こういうときはな。


山中、後ろポケットから拳銃を取り出し安原に数発、発砲。


安原:

え?あ、ぁ


安原、倒れる


住田:

え?えぇぇっぇ!?


山中:

どうした?


住田:

撃っちゃったよ!?発砲しちゃったよこの人!!


山中:

驚く事じゃ無いだろ。


住田:

驚くよ!なんで銃を持ってるの!そしてなんで躊躇無く撃てるの!?


山中:

落ち着け。今のは空砲だ。


住田:

いや、にしてもだよ?当時は実弾だったってことだよね!?

それに強盗だけど、恋人に容赦なく撃ったのはどうかと思うよ。


山中:

正当防衛だ。実際俺は無実でここに居るぞ?


住田:

どう考えても過剰防衛だよ。むしろ一方的虐殺だよ。

   俺が裁判長なら有罪は確定だよ。


山中:

そうか・・・


住田:

おいこら、何さりげなく俺まで消そうとしたんだよ。

てか、彼女さんいつまで倒れてるの?起こして上げなよ。


山中:

そんな事より次のパターンやるぞ。


住田:

え?まだ続ける気なの?彼女さんも無言でスタンバイしないで。


山中:

お前の・・・いや、焼き肉の為だ。


住田:

言い直すなよ。そのままで良かったよ。そして財布返せよ。


山中:

よし、次は店に火炎瓶投げ込まれた時の対応を練習するぞ。


住田:

それお前の実家の話だよな!?


山中:

大丈夫だ、燃えるのは店内にいる人間だけだから。


住田:

それ確実に俺が燃えるよね?


山中:

安心しろ。小さい頃から投げ入れるのは慣れてる。


住田:

実家に投げ入れたのお前だったのかよ!


山中:

俺じゃ無くとも、誰かが絶対にやってたと思う。


住田:

どんな家で育ったんだよ


山中:

あれは俺が5歳の時だった・・・


住田:

おいおい、語りだすな。昔話を聞くとは一言も言ってないぞ。

そもそも、俺のアルバイトの演習の為の時間だろ?

さっきからお前と彼女さんが好き勝手暴れるだけじゃん。


山中:

だって、お前が俺の経験談でいいっていうからさ。

最初に言っただろ?為にならないって。


住田:

ここまで為にならないとは思わなかったよ。

わかった。なら次は普通の客として入店してくれ。

もうそれだけでいいから、普通に対応の練習するからさ!


山中:

わかった。じゃあいくぞ。


住田:

おう、準備はいいぞ。


山中、廊下へ

住田、手を叩く


山中:

邪魔するで~


住田:

邪魔すんなら帰って


山中:

あいよ~。


山中、部屋を出ていく。


住田:

待て待て待て!

本当にかえらんでもええやろ。

おーい!山中!?あ!マジで帰りやがった!!

財布返せー!!!


―END―

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