本格的な歴史小説の筆致で、本能寺の変の真相を推理。ミステリーとしても一級品だと思います。
ショートショートをメインに書いていたのですが、最近は長編小説に力を入れるようになってきました。「劉禅が勝つ三国志」への多くの応援、どうもありがとうございました…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(186文字)
四谷軒さんの作品はどれを読んでも、スーッとその世界に連れて行ってくれる。歴史物が苦手で、時代小説はなかなか読むことがない私ですが、四谷軒さんの作品はその苦手意識を吹っ飛ばして物語の世界に連れて行…続きを読む
本能寺の変の遠因は光秀が〇〇していたから。面白い発想です。直接の引き金は信長による壮大な構想。歴史としては証拠に欠けますが物語としては、実はそうだったんじゃないかと思わせる展開です。
ドラマやマンガ、ゲームの光秀は、壮年の美丈夫の姿で描かれることも多いが、本能寺の変の時は67である(諸説あり)。しかも、おそらく、若い頃から苦労しての還暦過ぎだ。その点を考慮して読むと、作品の説得…続きを読む
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