ありがとう
ブンブン丸
第1話
初めて「ありがとう」と言った日
「ありがとう、くらい言ったらどう?」とあなたは怒っていた
ずいぶん色々我慢してくれていたのかもしれない
でも、ずっと感謝していたんだよ?本当に
言われた通りに「ありがとう」と言ったら、あなたが存外にホッとしたような顔をしたのを覚えている
初めて「ごめんなさい」と言った日
「謝った!」と心底驚いたような顔のあなたを見て、それまで謝ったことなんて無かった事に気が付いた
いろんな事が出来なくて、出来なきゃいけない事すら知らなくて
あのまま現在に至っていたら
とんでもない人になっていたのかもしれない
いま、たくさんの人と繋がることが出来ているのはあなたのお陰
たくさん
たくさん
ありがとう
ありがとう ブンブン丸 @bunbun-maru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます