書くことは苦悩でも楽しくもある

 模写することは可能でしょうが、子供の時の感覚で絵を描くことは難しいものです。文章も同様でしょう。人生という時間を重ねれば重ねるほど人間は多少なりとも成長していきますから書き方にも変化が生じます。それはプロの作家からもうかがい知ることが出来ます。初めて書いた小説を友人に見せたら、つまらないと言われたとか。


 その後にプロになる彼もほとんど本は読まなかったとのことですが、そこから彼は気に入った作家の本を読み漁ったそうです。そして徐々に頭角を現し今では日本を代表する売れっ子作家になったのですから人生何があるかわからないものです。もちろん潜んでいた才能が開花したといえばそれまででしょうが、そんな才能は自分にも潜んでいると思うことも大事です。執筆のエネルギーになりますからね。


 とにかく書くことです。良くも悪くもすべて肥やしになりますから。そして書きあげることです。そこから達成感という自信が得られますから。この書き上げる作業は書かれている方はご存知でしょうか思いのほか大変です。物語が進まない。良い文章が出ない。まさに産みの苦しみです。私も数行書くのに数時間費やしたなんて経験が何度もあります。


 そう、書くことは簡単じゃないんです。しかし、それがまた面白い部分でもあるでしょう。良い文章が出ない時、こう思ってください。仕事じゃないんだからと。きっと気楽になれるはずです。素人ならではの戦略ですね。作家、書籍化、ボケ防止。目標や目的は様々でしょうが、私もささやかな目標に向かって今年もキーを叩きたいと思います。

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『作文嫌いの🦍が文章を嗜む🦍になるまで』 ちびゴリ @tibigori

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