写真空論

共有の拡散

スマートフォンやSNSの普及に伴って、写真共有という考え方もまた普及したように思う。

人と人とのつながりが促進され、さまざまな考え方が普及した。SNSの本来的な在り方だが、とりわけ写真は、言葉で伝達するよりも理解が早いからか、うまくいったのだろう。

他者への写真の共有は、ごく一部の写真愛好家や写真家が行うものから、一気に一般大衆に広まった。それが2020年代の世の中だと言える。

これまでになかった興味深いアイデアや趣味、経験に基づいた写真を見ることができるようになった正の側面もあるし、それ以外の側面もある。

写真の共有という考え方は、広く拡散された。この先に待っているものは何だろうか。