応援コメント

第22話 ツバメ」への応援コメント

  • 流れるような文章で最後まで一気読みしました。主人公の藍子さんはマークの優しさから一番大事な勇気をもらったんですね。嫌われても自分を失わない勇気。藍子さんはきっと幸せになれます!私が保証します!!

    作者からの返信

    nakamayuさま

    藍子に温かいお言葉を下さりありがとうございます。彼女は過ちを犯しましたが、仰る通りマークとの関わりで勇気をもらったと思います。
    これからも平坦な道ではないかもしれませんが、以前の藍子よりも毅然とした態度で対応できるかもしれません。
    過分なお言葉とお星様まで下さり、励みになりました。ありがとうございましたm(_ _)m

    編集済
  • 読了致しました。
    不倫、セックスレス、毒親、自己憐憫、自傷などマイナスイメージを抱いて拝読していたのですが、ラストの爽やかさに驚いています。ほっとしました。
    自分の殻を破ることが出来た藍子さん、とても好感が持てました♡
    良い子、良い人、良い妻を演じてきた藍子さんを確実に変えたのはマークの存在ですね。状況は変化しなくても心の在り方が変化した藍子さんに幸あれって思います。

    純文学、ヒューマンドラマが大好きな私、葵さまの文体が好きです。
    いい作品をありがとうございました♪

    作者からの返信

    星都ハナスさま

    最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
    なかなかに暗いテーマであるため、気軽にお手にとって頂けるような作品ではないので、読んで下さった上に優しいお言葉までかけて頂き、嬉しかったです。
    家族については、私自身がいわゆる「普通の温かい家庭」と少しズレている家庭で育った為に子供の頃から色々と考える事が多かったです。青年期は若さと勢いで過ごせても、家庭を持ち、しばらく経った中年期に再び色々と考える事もありました。
    藍子の心の変化に温かいお言葉をかけて頂き、ありがとうございます。

    文体についても過分なお言葉を下さり、大変光栄です。ハナス様が近況ノートに書かれていた「書きたいテーマ」についての作品をいつか拝読できるのを楽しみにしております。

    温かいコメントと⭐︎を、ありがとうございましたm(_ _)m✨

  • 最後まで読ませていただきました。不倫といえばドロドロした関係を想像しますが、こちらの作品ではそうした要素は一切なく、むしろ互いを慈しむ藍子さんとマーク君の関係が美しかったです。

    紅葉や高尾山からの眺めの描写も素敵でした。私は関東在住ではありませんが、東京にも自然豊かな情景があるのですね。

    藍子さんのように、周りを優先して自分を押し込めてしまう人は多いのでしょうね。不倫とはいえ、藍子さんが自分と向き合うためには、マーク君との関係は必要だったのかなと思います。これからは自分の気持ちに正直になって、自分を大切にしながら生きていってほしいですね。

    素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    瑞樹(小原瑞樹)さま

    最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
    主人公の内面の葛藤や後悔、今までの自分の生き方と対峙し変革していく有り様が描けていたらと思っておりましたので、ご感想をとても嬉しく拝読しました。

    風景描写にも触れて下さり、ありがとうございます。都心では限られていますが、都下には自然豊かな場所がたくさんございます。自然に触れると心が癒されますよね。

    温かいお言葉の数々とお星様まで下さり、心より感謝いたします。ありがとうございました。

  • エピローグがあったのですね。知らんかった。ごめんなさい。過去に描いたハートの日付をたどってみると、大晦日。まるで運命的に導かれたように、今日となり覗いていました。

    キャッチフレーズの通り、人生には日常に潜む、めくるめくような落とし穴がたくさんあるんですね。この物語は、藍子の心の葛藤と成長を描いています。

    彼女は家族との関係や過去の記憶に苦しむ中で、自分の心に向き合い、新たな自由を見つけようとしている。作品全体を通じて、感情豊かな描写と美しい風景が、心地よく響いてきます。そして、とても魅力的なエンディングです。思わず、「慌てなくてもいいから、青いつばめのように幸せになるんだよ」とエールを送りたくなりました。  ありがとうございました。

    作者からの返信

    神崎 小太郎さま

    温かいお言葉と過分な評価を頂き、誠にありがとうございます‼︎

    実は、神崎様にはこのエンディングはあまり…だったのかしらとちょっぴり思っておりました。
    自分の作品の至らない点は、他の作品と比較しながら自分で見出さなければなりませんね。
    神崎様は近況ノート等で常にその姿勢を見せて下さるので尊敬しておりますし、自分もそうであるよう努力を続けて参りたいです。

    魅力的なエンディングと仰って頂き、とても嬉しかったです。ありがとうございましたm(_ _)m

  • 完結、お疲れ様でした。
    ずっとタイトルの事が気になっていました。
    皆様のコメント欄のやり取りを拝見して、何となく腹落ちした気がします。

    そしてこの時間になると無性に小籠包が食べたくなるようになりました。

    作者からの返信

    叶良辰さま

    最後までお読み頂き、また過分な評価まで下さりありがとうございます‼︎

    はい、タイトルは「若いつばめ」とかけておりました。
    読み返すと稚拙だな…と感じる箇所もございますが、読んで下さる方がいらっしゃるととても嬉しいです。

    小籠包、美味しいですよね〜。 食べ物の描写を書くのも好きなのでつい色々書いてしまいました(*´-`)

    コメントありがとうございました。

  • 皆様素敵な感想を述べられている!
    私は思ったままを書きつづってしまう人間なので、気の利いた感想コメントが出来ていないかもしれません。お許しください😅

    不倫を題材とされていますが、読んでいる最中も、読後感も爽やかな気持ちで終えられました。
    藍子にとってマークの存在は、今まで自分の生活リズムやパターンに風穴を開けるために必要な存在だったから……でしょうね。
    この物語は不倫がメインではなく、藍子の心の解放までのプロセスみたいなことを描かれているのかなと感じました。

    なのでそういうシーンが一度きり、にしてある所が良いのでしょうね! (読み手的には求めがちですが😆何度も出てきてしまうと、きっと藍子の凛とした魅力が薄れてしまうかもしれませんね💦)

    最後のツバメの登場、素敵です。
    紆余曲折しながらも、自分で道を切り開いて生きていく藍子は応援したくなります。きっとそのうち、旦那さんはお尻に敷いちゃうかも?(笑)

    恋人と夫婦に求めるもの。形が変わるとお互いへの意識は変わって行きますね。
    それが長くなればなるほど、維持するのは難しくて、お互いを思いやれなくもなってくる。
    ……私は今年で十年になるのですが、自分なりに夫婦の在り方を試行錯誤しています。(笑)

    また脱線してしまいましたが、読みながら自分の事を見つめてみたり、いろんな気づきがあったりして楽しかったです✨

    素敵な作品を読ませて下さってありがとうございました😊

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    各エピソードに温かいコメントを下さり、素敵なレビューまで頂きまして心より感謝いたします!

    ご慧眼の通り、藍子の心の解放を主題とした作品でした。
    やはり、ああいうシーンは一度きりの方が良かったですか。危なかったです(笑)。

    健吾のようなタイプを尻に敷くまでいくのは難しそうに思いましたが…ひょっとしてヒニヨルさまなら上手く懐柔できそうな気もいたしました(*´-`)

    そうなのです、関係が長くなると思いやりを保つのが難しくなったり関係が変わりがちですよね。同じく私も試行錯誤しております。

    ヒニヨルさまのコメント、いつも読みが深くて言葉もどこかキラキラしていて拝読するのが楽しみでした。私なんて、人様の作品のコメントに独自すぎる見解を熱く書いてしまったりして、後から恥ずかしくなってチョイっと編集する事も度々あります(//∇//)

    心のこもったコメント、改めてありがとうございました。

  • はじめまして。
    藍子の揺れ動く心にとても共感しながら読ませて頂きました。
    過ちを犯してしまうかどうかは別として、こういうトキメキみたいなものは誰もが持つものなのではないでしょうか。
    生活を共にする人だけでなく、自分を成長させてくれるちょっと特別な人との出逢いはとても尊いものだと思います。
    特別な事ではない人の心をとても美しく描かれた物語だと感じました。

    作者からの返信

    風羽さま

    はじめまして。
    温かいお言葉に加えお星様までありがとうございます。
    全ての方にご理解頂ける内容ではないのにかかわらず、藍子の心に共感して頂き、嬉しく思います。仰る通り人生に行き詰まった時に風穴を開けてくれるような人の存在は貴重なものかと思います。
    お言葉を励みにこれからもがんばります!ありがとうございましたm(_ _)m

  • 最後のツバメがまるでマークが藍子を励まして去っていくように見えました。
    読む前のイメージはもっとドロドロした話を想像していたんですが(すみません笑)ずっと内面的でむしろ清々しいものが残る物語でした。人生や日常、家族との関係の中できっと多くの人が抱えるままならなさや苦みがとても丁寧に綴られているのが秀悦ですね。
    マークの方が藍子に惹かれていたように感じます。彼の話す日本語はきっと心の氷山の一角で、内面はもっと饒舌なものが流れていたかも知れないなんて思いました。恋愛に溺れるというよりも藍子がひとつ強くなるための隙間を埋めてくれた人のようで、だから不倫といっても清々しい読後感になるのかもしれません。
    これからの彼女がもっと自分を大切にしてくれたらいいなと思います。
    こういう心の機微を丹念に描かれた作品は読む方も夢中になりますね。ありがとうございました。

    作者からの返信

    柊圭介さま

    嬉しいお言葉の数々、更には美しいレビューで拙作に彩りを与えて頂き、感激しております。ありがとうございました。

    > 人生や日常、家族との関係の中できっと多くの人が抱えるままならなさや苦み
    このように解釈して頂き、嬉しく思います。藍子の両親や夫は分かりやすい悪者ではありませんが、我の強い相手に対し自分を抑え少しずつ無理を重ねてしまうという事はよくあるのではないかと思っています。

    >マークの方が藍子に惹かれていたように思います。
    鋭い考察にドキッとしました。若い時に憧れた女性や初めて本当の自分を曝け出せた女性は特別ですよね。相手を助けたいと思ったら、尚更。かなり年上の女性で容姿が衰えても恋心が続くパターンもあると思っています(光源氏の藤壺パターンで、マクロン夫妻・ディアーヌドポアチエとアンリ2世・藤間紫夫妻など。マニアックですみません笑)

    >隙間を埋めてくれた人
    そうなのです。倫理的には正しくない関係ですが、藍子が苦しみに溺れないために必要であったのだと思います。

    柊さまの繊細で柔らかいお言葉の中に光るご慧眼に、お読み頂いた事を深く感謝いたしました。ありがとうございました。

    編集済
  • 葵 春香さん

    既婚者で子どものいる女性が年下の男性と惹かれ合うことで、あらためて人生と自己に向き合うことになり、燻っていた不満を洗い出して芯を立て直す。
    集約すると陳腐ですが、こまやかな描写で丁寧に日常と揺れ動く心のさまがつづられており、感服しました。
    藍子は内向的で静的な性格ということもあり、一度踏み越えるものがなければ、想い切った決断に舵を切れなかったのでしょう。
    過去の自分に決別し、あたらしい自分へと踏み出していく藍子には、苦難をただ忍従でやり過ごすのではなく、自分が動いて制御するものだという強い意志が生まれています。
    共感を呼ぶ作品でした。

    ところで「青いつばめ」」とは、まさに年下の愛人を意味するのかと想っていたところ、他の方の感想をみると、そのものズバリではなかったのですね。主題はそちらではないですものね。
    わたしもすっかり誤解していました汗

    素晴らしい作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    朝吹さま

    コメントありがとうございます。朝吹さまからお褒めの言葉を頂けるなんて感無量です。

    また、この度は素敵なレビューを書いて下さり、重ねて御礼申し上げます。
    紅茶とワンピースというメタファーが効果的に用いられ、詩的で情緒に溢れ、これは一つの作品だなぁと感嘆いたしました。
    先日、朝吹さまのエッセイでレビュー書くの緊張する…と書きましたが、もう自分は作文みたいなレビューでも書こう!と逆に吹っ切れました(笑)

    >「青いつばめ」とは、
    はい、読者様に「若いつばめ」を連想して頂くのを踏まえた上で、主題はまた別のところに…という事なのです。
    私、源氏物語や国内外の近代文学を読んで育ったもので…あまり躊躇わずにもう一場面くらいそういうシーンを描くところでした💦 「不倫」なので、メッセージを誤解されてはいけませんよね…ある意味タイトル見かけ倒しになってしまいましたが、通報は免れたらいいなと思っております(汗)

    また朝吹さまの世界に浸りに伺わせて頂きますね。
    ありがとうございました。


  • 編集済

    改めて藍子がどれほど抑圧されていたことがよく分かりました。
    外から見れば一見幸せな家庭でも、それが誰か一人の犠牲の上に成り立っている……もしかしたら藍子のような境遇にいる人は思うよりもたくさんいるのかも知れません。
    両親との関係に悩む人についても然りですね。
    藍子の場合は、その両方に圧し潰されそうになって呻吟していたわけですが、そんな彼女をマークとの関係が救い、こうして自分を取り戻す切っ掛けになったこと、我が事のように嬉しく思いました。

    私は、いずれ藍子が自分の犯した罪の対価を支払うことになるだろうなどとどこかに書きましたが、既に彼女はあまりに多くのものを払いすぎていたのですね。
    多分、彼女の過ち、というものに意識が向き過ぎていたのだと思います。
    視野狭窄になっていたことを恥じています。

    マークとの思い出をただの美しい記憶だけではなく「罪悪感とともに沸き起こる漆黒の渦潮のような感情」を生みだすものとしている限り、藍子は大丈夫でしょう。
    そして、その漆黒の渦潮もいつしか静かな凪の海になるのではないかと思います。

    藍子が嵌まった落とし穴が奈落へ通じるものではなく、彼女が高く飛べるための装置として機能した――むしろ、藍子自身がそうなるようにしたわけで、そのことに私はとても安堵していますし、彼女の凛とした態度に敬意を表したくなりました。

    それにしても、冒頭の健吾の台詞には今さらながら怒りと呆れの両方を覚えますね。
    妻の誕生日を忘れているくせに何を、と張り倒したくなりました(笑)。
    願わくば、「そうか。分かった」と呟いた健吾が藍子との関係を考え直して、家族の三人の誰もが幸せだと思えるような家庭を率先して築いてくれますように。
    帰国しただろうマークも、自分らしい人生を送れますように。

    最後に懺悔させてください。
    タイトルの「青いつばめ」の「つばめ」を、私は下衆の勘繰りからいわゆる「若いつばめ」を連想してしまっていました(汗)。
    それもあって「不倫」と言う部分に意識を持っていかれたというのもありますが、いい意味で裏切られてよかったと思っています。
    最後に飛び去っていったツバメ、何でしょうね。
    少なくとも心の自由は得た藍子の心の象徴なのか、藍子の様子を見に来たマークなのか。

    素晴らしい物語をありがとうございました。
    そして、お疲れさまでした。

    作者からの返信

    夏井涼さま

    丁寧な心のこもったコメント、ありがとうございます。

    >外から見れば一見幸せな家庭でも、それが誰か一人の犠牲の上に成り立っている
    まさにこれを感じて頂きたいのと藍子自身の自覚の薄さもあり、第1章に彼らのやや異常な描写が少なかった為、読み取りにくい文章になっていたかと思います。読み取って頂き感謝しております。(恐らく似たような機能不全家庭を経験した方は、その異質性に若干気づきやすいのかもしれません)

    >張り倒したくなりました(笑)
    夏井さまはコメントを拝読する度に、誠実でまっすぐな心の温かい方だなぁと感じております。途中までしか拝読しておりませんが御作の人物も心がきれいな人が多く、温かい気持ちになります。
    機能不全家庭で育った人は、配偶者に問題のある相手を選んでしまうケースも多いようです。13話のお風呂の場面でその辺りの自省の場面があります。また、藍子自身が相手と向き合う姿勢にも問題があったと19話で認めています。

    >「若いつばめ」を連想
    懺悔なさらないで下さいませ。このタイトルを見て、まずそのことを連想しますよね。しかもキャッチコピーが「めくるめく」ですし。「純文学であっても娯楽性の高いものを」一応目指しておりますので、カクヨムの規約さえokならもう少し際どいシーンも頭にはありました。m(__)m恥
    ツバメ、ここでは述べませんがご明察の通りです。
    籠の中の青い鳥でもなく、留鳥のカワセミでもなく、東南アジアから飛来して帰っていくツバメ、なのです。

    ここまで見守って頂きましたこと、改めまして深謝申し上げます。

    編集済