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結局は藍子の心の問題であって、藍子自身、マークに入れ込んでいるという風でもないんですよね。
仮に藍子の心がある程度満たされている状態で、ベンチに座るマークを見つけていたとしたら、きっと同じ展開ににはならないように思います。
そんなの当たり前だろと言われるかも知れませんが、そここそが大事なポイントだと個人的には感じています。
つまり、マークは藍子の心が変化していくための触媒のような、そんな感じがして仕方ありません。
各章が「起承転結」に相当するとしたら現在は「転」なわけですが、早く「結」を見たいような、まだまだ終わって欲しくないような、複雑な気持ちですね。
あーでも、今物語のどの辺りとかは言わないでくださいね(汗)、それも含めて楽しませていただいています。
「青いつばめ」というタイトルが最終的にどう回収されていくのかについても、興味深く追っていきたいです。
それにしても……高尾山かあ。
何やらひと波乱ありそうで、ドキドキが止まりません。
作者からの返信
夏井涼さま
>つまり、マークは藍子の心が変化していくための触媒のような、そんな感じがして仕方ありません。
はい、ご明察の通りでございます。勿論、藍子自身にそのような意図があったわけではありませんが……。
私自身、読書中にメタファー(隠喩)を見つけ自分なりに解釈するのが好きです(たとえ作者の意図と違ったとしても)。
拙作でもメタファーを考えるのが書く楽しみの一つになっております。
いつも丁寧に読んで下さり、ありがとうございます。
高尾山……楽しみにしてくださいませ。
藍子は、感情にばかり翻弄される事なく、考えた末に、ひとつひとつ自分で決めて行動する人間……なのかな感じます。
たとえ選択した結果、失敗や間違いを犯したとしても、藍子はそれを受け入れて前に進もうとする。こういう事はできそうで、なかなか出来ない事だと思います。
主人公の藍子が魅力的に感じるのは、精神的に自立している女性だからかなと思います!
作者からの返信
ヒニヨルさま
正しくないけれど自分には必要なことを選択し、その結果を受け入れて前に進む事は仰る通り意外と容易ではないものですよね。
魅力的と仰って頂きありがとうございます!藍子は間違えを犯さない意志を貫くような強い女性ではないかと思います。ただ今の藍子には自分の弱さを受け入れる事が必要だったのかもしれません。
温かいコメントありがとうございました。