喜びと悔しさがハーフ&ハーフの受賞コメント

@2321umoyukaku_2319

第1話

 タイトルで示した通り、喜びと悔恨がフィフティフィフティで入り混じり当惑している。歓喜の理由は言うまでもない。後悔の根本に絞って書く。

 このネタを考えていたのだ。構想を練っていたのだ。プロットをまとめ、そろそろ書き始めようと思っていたところだったのだ。

 私は先を越されたわけである。もっと早く書いておけば良かった、と思わずにはいられない。完成度に拘ったのが失敗だった。拙速は巧遅に勝るというではないか!

 それでも私は受賞できたから、まだ良い。

 同じアイデアの作品を投稿したにもかかわらず落選した人たちが数多くいるはずで、そういった皆様の無念を思えば「ラッキーだ! 何も書いていないのに、何かの間違いで受賞しちゃったよフハハ! よっしゃ、賞金ガメてトンずらだギャハハ!」とは口が裂けても言えない。

 こんな私だが、私に敗れた者たちへ勝利宣言をするとしよう。

 無能な負け犬どもめ、さっさと筆を折れ。見苦しくて情けないにも限度がある。親は泣いてるぞ。それから、お前らがやっていることは資源の無駄遣いでしかないんだってことに早く気付け。無駄なことは止めろ。繰り返す。お前らの創作活動は何の役にも立っていない。せめて人の迷惑にはなるな。地球に優しくしろ。

 それから、忠告しておく。

「アイデアをパクられた、盗作された!」とほざいて運営団体に殴り込みは止めろ。

 そのアイデアを着想したのが自分だけだと決めつけるのは思い上がりであり、そう考えること自体お前の発想の貧しさを証明している。お前の思い付き程度なら、就学前の子供だって朝飯の半額弁当を食う前に思い付く。もっと想定外の技を編み出せ。それから、そのバトルは他人が相手の勝負じゃない、自分の枠を超える戦いだからな。自分を閉じ込めている常識という名のちゃちな檻を徹底的に壊して燃やせ。絶対に人は燃やすな。そこを勘違いするなよ。

 もう一つ。

 想像力も考えも自分には足りなすぎるという自覚があるなら、救いはある。

 ただし、自分を救えるのは自分だけだ。誰も助けてくれない。自分で自分を救えなかったとしたら、それまでだから諦めろ。それと、その孤独な戦に勝ったとしても、栄光は長く続かないと思え。才能は、いずれ枯渇する。脳細胞は日々、衰えていくのだから当然だ。それでもなお創作を止めないというのなら、私からは言うべきことはない……と書いたが、もう一つあった。

 私にとってXとは『X JAPAN』以外にはありえない。従って元Twitter上の『Web小説サイト「カクヨム」運営公式アカウント』@kaku_yomu をフォローするのは禁忌事項だ。応募要項を満たせないため賞品の図書カードネットギフト500円分(抽選で50名)は辞退させていただく。

 しかしながら、どうしても贈与したいというのなら拒みはしない。吉報を待つ。

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