ホラーを嗜んでいるわけではありませんが、この作品はあまり見かけないタイプだと感じました。独特なんですよね。
確かに怖いところはあります。しかしところどころ、哲学のような、文学のような雰囲気が出ています。多分主人公の叫びなどが理由でしょうか。元になっているものもあるからでしょうか。
色々あって報われない印象があります。彼自身の性格が難ありというのもあるでしょう。
ハッピーエンドか。バッドエンドか。ホラー系だとそういう分け方で終わることが多いですが、そういった類はないように思えます。というか私自身、未だに理解できないところがあります。だから断定できないというのもあります。
そういうわけで(?)特殊なホラー作品を読みたいという方に勧めておきます。