デート
「ママー!ちょっとパスタ星に行ってサラダちゃんに会ってくるわー!」
「いってらっしゃい!サラダちゃんとちゃんと話をしてくるのよ」
うちはオーロラ船長の船に乗ってパスタ星へ。
宮殿に入って
「サラダちゃーん!こんにちは~」
「あ、あやなっちー!こんにちは~」
なんとなく、頬を赤らめているサラダちゃん、可愛いなって思った。
☆
「デートしよう!パスタ星を!」
うちは、サラダちゃんをデートに誘った。
「いいわよー」
サラダちゃんもめっちゃ嬉しそう。
ふたりで宮殿を出て、街を歩く。
緑もいっぱいで、きれいな街。
空気もきれい。
なぜか、地球人にも、ここの空気、めちゃめちゃ良くあう。
ふたりで手をつないで歩く。
サラダちゃん、うまいこと、可愛くしてるからか、街を歩いてても、普通に可愛い女の子みたい。
それとも、みんなサラダ姫って知ってるけど、普通にしてるんだろうか?
そういう街なのかな~?
大きな川沿いを歩いている。
「立派な川だねー!ほんとに川らしい川」
ってサラダちゃんに言ったら
「そうでしょ」
って笑ってる。
川沿いに、草花いっぱい。
地球の蝶々みたいなのも飛んでる。
お花の良いにおい。
色とりどりのお花。
地球の鳥さんみたいなのも飛んでる。
地球みたいに
チュンチュン
クヮークヮー
と鳴いてる。
登り坂を登ると、360゚まわりをぐるっと見渡せる。
めっちゃ良い景色。
☆
「1日じゃ、とても街を見てまわれないねっ」
って、サラダちゃんに言う。
「いつでもまた来てねっ」
ってサラダちゃん。
「あ、そうだ!」
「なに?あやなっち!」
「うち、10年後に、ここに来て、サラダちゃんと暮らすとしたら、それまで、何をやってればいい?どんな勉強とか?スポーツとか?芸術とか?」
「10年間で、あやなっちのやりたいことをしっかりやっててくれれば、それでいいと思ってますわよ」
「そっか...」
「だって、わたし、今のあやなっち、大好きなんだから...」
サラダちゃん、赤くなって可愛い。
「うちも、会った時から、サラダちゃんのこと大好きだよー!」
サラダちゃんは、うちのほっぺに
チュッ
てしてくれた。
手をつないで宮殿に戻る。
☆
「また来るねー」
オーロラちゃんの船に乗ってニースに帰る。
「ただいま~」
「「おかえり~」」
「サラダちゃんとデートしてきたよ!パスタ星もめっちゃ良いところ」
「「良かったね」」
「10年で自分のやりたいことをしっかりやってねって」
「そうね~!サラダ姫も待っててくれてるんだからねっ」
「うんっ!」
☆
学校に行って、マーリアちゃんとイレーヌちゃんに
「サラダ姫と会って、うちからデートに誘ってきた」
「うわっ!えらいやんっ!あやなっち!」
「あやなっちも、やることはやるねっ!」
「そうだよ~。来年から小6だから、これから10年間しっかりやっていかねば」
「「何やるの?」」
「うちの好きなのは美術、音楽、体育だから、その3つをしっかりやって、そしてサラダちゃんと結婚して、むこうでも活かしていきたいな~!それまでの10年間よろしくねっ」
「「わかった!よろしくしちゃうわよっ」」
わたしは白熊文奈ちゃん ヤッキムン @yakkimn
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