デート

「ママー!ちょっとパスタ星に行ってサラダちゃんに会ってくるわー!」


「いってらっしゃい!サラダちゃんとちゃんと話をしてくるのよ」


うちはオーロラ船長の船に乗ってパスタ星へ。


宮殿に入って


「サラダちゃーん!こんにちは~」


「あ、あやなっちー!こんにちは~」

なんとなく、頬を赤らめているサラダちゃん、可愛いなって思った。



「デートしよう!パスタ星を!」

うちは、サラダちゃんをデートに誘った。


「いいわよー」

サラダちゃんもめっちゃ嬉しそう。


ふたりで宮殿を出て、街を歩く。


緑もいっぱいで、きれいな街。

空気もきれい。

なぜか、地球人にも、ここの空気、めちゃめちゃ良くあう。


ふたりで手をつないで歩く。

サラダちゃん、うまいこと、可愛くしてるからか、街を歩いてても、普通に可愛い女の子みたい。


それとも、みんなサラダ姫って知ってるけど、普通にしてるんだろうか?

そういう街なのかな~?


大きな川沿いを歩いている。


「立派な川だねー!ほんとに川らしい川」

ってサラダちゃんに言ったら


「そうでしょ」

って笑ってる。


川沿いに、草花いっぱい。

地球の蝶々みたいなのも飛んでる。

お花の良いにおい。

色とりどりのお花。

地球の鳥さんみたいなのも飛んでる。


地球みたいに

チュンチュン

クヮークヮー

と鳴いてる。


登り坂を登ると、360゚まわりをぐるっと見渡せる。

めっちゃ良い景色。



「1日じゃ、とても街を見てまわれないねっ」

って、サラダちゃんに言う。


「いつでもまた来てねっ」

ってサラダちゃん。


「あ、そうだ!」


「なに?あやなっち!」


「うち、10年後に、ここに来て、サラダちゃんと暮らすとしたら、それまで、何をやってればいい?どんな勉強とか?スポーツとか?芸術とか?」


「10年間で、あやなっちのやりたいことをしっかりやっててくれれば、それでいいと思ってますわよ」


「そっか...」


「だって、わたし、今のあやなっち、大好きなんだから...」

サラダちゃん、赤くなって可愛い。


「うちも、会った時から、サラダちゃんのこと大好きだよー!」


サラダちゃんは、うちのほっぺに

チュッ

てしてくれた。


手をつないで宮殿に戻る。



「また来るねー」

オーロラちゃんの船に乗ってニースに帰る。


「ただいま~」


「「おかえり~」」


「サラダちゃんとデートしてきたよ!パスタ星もめっちゃ良いところ」


「「良かったね」」


「10年で自分のやりたいことをしっかりやってねって」


「そうね~!サラダ姫も待っててくれてるんだからねっ」


「うんっ!」



学校に行って、マーリアちゃんとイレーヌちゃんに


「サラダ姫と会って、うちからデートに誘ってきた」


「うわっ!えらいやんっ!あやなっち!」


「あやなっちも、やることはやるねっ!」


「そうだよ~。来年から小6だから、これから10年間しっかりやっていかねば」


「「何やるの?」」


「うちの好きなのは美術、音楽、体育だから、その3つをしっかりやって、そしてサラダちゃんと結婚して、むこうでも活かしていきたいな~!それまでの10年間よろしくねっ」


「「わかった!よろしくしちゃうわよっ」」



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わたしは白熊文奈ちゃん ヤッキムン @yakkimn

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