第3話 夢であって夢じゃなかった

『とりあえず玲奈、ここは夢じゃないで。現実やで?』


 下層、更に袋小路の場所...配信者や探索者が全く来ないであろう場所で玲奈は友人の友葉と話していた。


「うん...友葉がそういうからそう...100ランクの友達が言ってるから...」

『そこまでは言うてへんのやけど。まぁ、もういっぺんあの配信の同接見てみぃ。』

「..10、万...やっぱ夢じゃん!!友葉の嘘つきぃ!!」

『落ち着け玲奈!!うちもなにがなんかわかれへんわ!!あんた何したん!?炎上商法でもしてるんか!?』

「そんな訳無いでしょ!世の中にBLの存在価値を知らせるためには、健全な動画で世間に私の名前を知らせてからなんだから!!」

『BLの時点で健全ちゃうねんけど?』

「BLは!健全!!」

『あんたなぁ...んで、なんでバズったかわかるん?』

「わかんないから聞いてるんだけど...」

『そらな、あんたの配信にあの怜と雄ちゅう超人気BL配信者が出たからなんや!玲奈、ほんまにすごいで!!更に怜と雄を助けたんやって!?』

「え、うん...」


 友葉は、大阪に旅行行ったときに偶然知り合い、偶然同じBL好きだと知り、偶然仲良くなって今でも一緒に話している。お互いに価値観と強さが周りと桁違いだったため、友達が少なかったのもあり、今では遠距離大親友である。

 時々私が大阪に遊びに行ったり、また時々友葉が私の住んでる東京に来たりしている。

 ちなみに友葉は配信者をやっていない。


『玲奈、ほんまに気ぃつけてな。ネット、特に配信者は気ぃつけることいっぱいなんから。』

「うん、友葉は心配性だなぁ〜...」

『油断が命取りになるんやから当たり前やん。それに、唯一無二の友達が酷い目にあってほしない...。そう思てうちは言うてるんやで。』


 そういう友葉は、普段より少し落ち着いた声色で語りかけてきていた。

 その言葉が、私を大事にしている証拠なんだと思い、私は嬉しくなった。


 どうしようもないくらいに


「ありがとうね...私、一生友葉を大事にする!!結婚しよう!!」

『うちも玲奈と結婚したい!せやけど、流石に無理やんな...』

「あ...そろそろじゃあね!」

『うん、また1時間後には話そうや!』


切りたくない切りたくない切りたくない切りたくない


電話を持ってる手が震えるのがわかる。


怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い


友葉と離れたくない...声をずっと聞いていたいずっと一緒にいたい


私は...この症状を知っている。







これは、依存症だ


















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