“口を開けば? 人の文句か、物に当たる彼氏を懲らしめる方法はないものなのか?”
神石水亞宮類
第1話 “口を開けば? 人の文句か、物に当たる彼氏を懲らしめる方法はないものなのか?”
私の彼氏は、、、?
“口を開けば? 人の文句か、物に当たる彼氏だ!”
だから何か? 彼氏を懲らしめる方法はないものなのかと、
私は常日頃から考えている。
『“またかよ! アイツのせいで、俺の靴が汚れただろうが! もっとよく
人が居るのとか確認しろよな! 本当にムカつく奴だよ!”』
『また誰かの文句言ってるの?』
『“文句じゃねーよ! 苦情だよ! 先の奴が俺の靴に泥かけやがってさ。”』
『泥って? ほとんど点みたいな泥が2箇所ついたぐらいでしょ!』
『“それでも俺の靴に泥つけただろうが! 俺はアイツをとっ捕まえて、
靴代を支払ってほしいぐらいだよ!”』
『もういいじゃない! 別にプレミアがついてる靴でもないんでしょ?』
『“なんだよ! 安もんだったら? 弁償代とか請求しちゃいけないって、
法律でもあんのかよ!”』
『“ああ言えばこう言う、めんどくさな。”』
『どうせ俺はめんどくせー男だよ!』
『そんな事で、いちいち拗ねないでくれる?』
『別に、拗ねてねーし!』
『・・・でも? 何の話でここまで、怒ってたのよ?』
『はぁ!? 何だっけな?』
『“そもそも、最初っから大した事じゃないのよ!”』
『うっせーよ!』
『はいはい、この話はもう終わりね。』
『・・・・・・』
・・・しかし? 本当にめんどくさい!
“自分の事は棚に上げて人の事はボロクソに言う彼氏。”
つい最近も、この彼氏が私と一緒に歩いていたら? 横の人にぶつか
ったくせに、その人に謝りもしなかった。
当然だが、その人は彼氏に何故? 謝らないのかと問いただすと?
“俺は何も悪くない! 悪いのはボケっとしてたそっちだろう”と
言い出して、大喧嘩に発展!
何がしたいのか? 私にはさっぱり分からない!
ただただ、“人に頭を下げたくないだけなのか? 自分の方が誰かよりも
上だと思っているのか?”
何しろ! “彼氏と居ると? トラブルが尽きない!”
一言! 【ごめんなさい】と言う言葉が出れば終わる話も、、、。
グチグチして謝りもしないから、相手の人と必ずと言っていいほどもめるのよ!
“なんで、そんな事が言えないかな?” 私はそれが疑問でしかたないわ!
『“あのさ、今度の日曜日! 男友達と久々に遊んでくるわ!”』
『あぁ、ううん! 分かった。』
『じゃあーまた連絡するな。』
『うん!』
・・・あの時こうやって、彼と分かれる。
でも? “その日曜日、私は偶然! 彼氏と別の女の子が仲良く二人で
歩いているのを見てしまう!”
【男友達と久々に遊びに行ってくると言ってたけど? 女の子と二人で
アイツ! 何してんのよ!】
*
【トントン】
『えぇ!?』
『“今日は久しぶりに男友達と遊んでくるんじゃなかったの?”』
『・・・つ、つかさ?』
『“誰? この女の人?”』
『“一応! コイツの彼女です!”』
『“えぇ!? 彼女居ないって言ってたじゃん!”』
『俺のせいかよ! お前が俺と二人きりで会いたいって言うから!』
『はぁ!?』
『つかさ! 違うんだ、この女が俺をたぶらかしてさ、』
『な、なに訳の分かんない事言ってんのよ!』
『俺はつかさを傷つけるつもりなんて! さらさらなかったんだけど?
この女が俺を強引に、、、。』
『分かった! “浮気しておいてまた人のせいにする気?”』
『だから違うんだって! 全部、コイツが、』
『“謝って!”』
『“おい、お前! つかさに謝れよ!”』
『違うわよ! アンタが私に土下座してココで謝れって言ってんの!』
『えぇ!?』
『因みに、彼女にもちゃんと謝んなさいよ!』
『・・・・・・』
『“ステキな彼女さんじゃない! もう泣かせるような事はしないと彼女
にも誓って!”』
『ありがとう!』
『コッチこそ、ありがとう。』
『・・・なに、女同士で仲良くなってんだよ、』
『全部! アンタが悪いんだからね!』
『・・・な、なんで、俺が、』
『サイテー!』
・・・結局! 彼氏は、“私と浮気相手のその女性に皆の見ている前で、
土下座して謝った!”
その様子を私は自分の携帯の動画に収めている。
これで、彼氏が二度と! 人の文句か、物に当たらないように。
“お灸を据えれらたと私の中では思っている!”
“口を開けば? 人の文句か、物に当たる彼氏を懲らしめる方法はないものなのか?” 神石水亞宮類 @kamiisimizu-aguru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます