第6話 重富祈里
私は小さい頃に王子様に出会った、彼はなんでもできて、8歳にして12歳の算数を解けていた。日本に一時的に帰ってきていた私にとって、初恋だった。思い返すと、彼は、同じ日本人であるし、学力も近い、運動その他も完璧ということで互いに気を使う必要がなっかたから恋に落ちたのだろう。
楽しい日々が続いた。
あれは4月、日本では出会いの象徴とされているという桜が咲いていた、私はドイツに留学することになった。そして、約束を守れずにベルリンへと旅立ってしまった。
私は日本一の高校に行ってもよかったが、幼少期に彼が言っていたことを一言一句覚えていた、いや、忘れられずにいたので城北高校に入学したんだ。
「今度こそ離さないからねきーくん」
生徒分権学園の生徒会はいつもはちゃめちゃである。 淀 @ruiyodo
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