陽キャ至上主義、粉砕! オタク蔑視、弾劾!

「オタク」という言葉が蔑みのニュアンスを帯びてこの社会にデビューして、四十年近い月日が流れました。
「ポジティブ」「未来志向」「プラス思考」「前向き」という言葉が人々を駆り立て、空虚な「リア充」「陽キャ」が市民権を振るい、人の心が抱える悲しみ苦しみ痛みは「クライ」と簡単に切り捨てられ顧みられなくなりました。
「オタク」は素敵な趣味、一人遊びが楽しめるのは何よりの財産。
「オタク」を差別用語に貶める社会は、戦争をたやすく誘き寄せかねないとさえ感じます。