オタクですが?
進藤 進
発端
忌まわしい事件。
彼の部屋には。
おびただしいマンガ本とビデオテープ。
彼が使う言葉が。
「お宅は、これ、好き?」
以来。
好きな趣味に没頭する人が。
「オタク」とひとくくりに。
僕の記憶では。
そう、認識しています。
随分、昔から。
素敵な。
趣味を持つ人々が。
嫌な想いをするようになったのです。
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