第9話 抱っこ

〜メスガキ天使ちゃんの場合〜


「先生ー、起こしてー」


 教室の隅っこで横になっていた。


「おーこーしーてー

 抱っこしてー」


 甘えん坊さんである。


 自分で起きろと言っても起きないので、持ち上げて起こす。


「えへへー

 そのまま席まで運んでー♡」


〜サキュバス小悪魔ちゃんの場合〜


 廊下を歩いてると、後ろから抱きつかれた。


「先生! うふふ…驚きました?」


 胸の感触が…


「今日はなんだかこうしてたい気分なんです…

 いいですか?」


 少しだけなら


「先生…」


 なに?


「何となく呼んでみただけ…ふふ」


 そうか


 …もうそろそろ


「先生、わたし、さみしいです

 このままがいい…」


 ええと


「おんぶして…持ち運んでもいいですよ?」


 そのままおんぶして、教室まで運び届けるのだった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

リアル・メスガキ・シチュエーション、もしくはリアル・サキュバス・シチュエーション シャナルア @syanarua

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ