―― いつかの未来にて ――
アトラント中を巡って見聞を広めた未来のセイレーンの女王は、その妃と共に彼女の王国ローレライへと帰還した。
先代女王に見守られその座を継いだバルカローレは新たな女王ハーモニアとなった。
新女王ハーモニアは慈愛と勇気と英知でローレライを治め、傍らには決して溶けない魔法の氷と真珠で作られたティアラを戴く妃、銀花が寄り添った。
やがて新女王ハーモニアと妃である銀花の間に世継ぎの娘が生まれた。
雪のように白い肌と氷のように冷たい身体に森の緑の様な艶の黒髪、そして温かな心と強い好奇心を持つセイレーンの姫、チェレスタ。
チェレスタは女王ハーモニアと妃・銀花が語る、海の外や銀花の故郷である異世界の話に、毎日のように心を躍らせた。
#幻怪婚姻ユリレー赤華繋足 第八章 『蒼の海は白の雪に口づける』 星月小夜歌 @hstk_sayaka
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます