気高いな主人公の雨はいったい何か

まずはお気に入りの語句を

「傘色」
「雨が勝手に色を添えているだけ」

赤い傘、青い傘、など傘の色を表現する時は、傘の前に色がつく。なのに、この詩は「傘色」と傘が色になっている。前後の語句は、書かないが、まさしく、この詩の主人公といえる「型」がある。
「雨が勝手に色を添えているだけ」も雨も、何色の雨と表現するところを「添えるだけ」と主人公の「色」は何一つ変わっていない。
一貫した強さが見られて惚れ惚れした。
そんな主人公を、ぜひ全文で見てほしい。