埋もれた名作。古きラノベを愛する方にお勧めしたい物語です

既に書籍化レベルの実力を持つ物語だと思います。

美しい死神たちが、一人の人間に重たい感情を向けている。
その理由を分からないなりに読み進めていくと、思いもよらない事実や、初めの頃は想像もしなかった壮大さが広がっているのです。

私はこの物語が読みたいがためにカクヨムを登録し、更新の通知が来るたび追いかけに来ています。

古き良きラノベを感じたい方は、この物語を読めば解決するでしょう。

二章(招)が完結したとあり、再度100話まで読み直してみましたが、語学力の強い文章と表現力。
独特な世界観や、伏線の細かさまで。
読めば読むほど、物語の中へ深く引き込まれていきます。

一人称や三人称を巧みに使い分けており、それもまた驚きでした。

何より、キャラクターが心のど真ん中を射抜くほど魅力的で、個性の書き分けも素晴らしかったです。

どのキャラが話しているか、分からなくなることがない。
これは沢山のキャラクターが登場する物語において、凄いことだと思います。

美貌の人外たち。けれど中身は重たすぎる。
読めば推しができること間違いなしですよ。

ぜひこの年末年始に、二章まで読んでみてください。
埋もれた名作です。

今のラノベで疲れている方には、この物語が大きく刺さることでしょう。