埋もれた名作。古きラノベを愛する方にお勧めしたい物語です
- ★★★ Excellent!!!
既に書籍化レベルの実力を持つ物語だと思います。
美しい死神たちが、一人の人間に重たい感情を向けている。
その理由を分からないなりに読み進めていくと、思いもよらない事実や、初めの頃は想像もしなかった壮大さが広がっているのです。
私はこの物語が読みたいがためにカクヨムを登録し、更新の通知が来るたび追いかけに来ています。
古き良きラノベを感じたい方は、この物語を読めば解決するでしょう。
二章(招)が完結したとあり、再度100話まで読み直してみましたが、語学力の強い文章と表現力。
独特な世界観や、伏線の細かさまで。
読めば読むほど、物語の中へ深く引き込まれていきます。
一人称や三人称を巧みに使い分けており、それもまた驚きでした。
何より、キャラクターが心のど真ん中を射抜くほど魅力的で、個性の書き分けも素晴らしかったです。
どのキャラが話しているか、分からなくなることがない。
これは沢山のキャラクターが登場する物語において、凄いことだと思います。
美貌の人外たち。けれど中身は重たすぎる。
読めば推しができること間違いなしですよ。
ぜひこの年末年始に、二章まで読んでみてください。
埋もれた名作です。
今のラノベで疲れている方には、この物語が大きく刺さることでしょう。