他作品からの登場人物その1(ネタバレ多数)


秋山快利


 『転移先がブラック過ぎたので帰ってきたらヌルゲーでした』の主人公。現在は七愁時因島の区長として忙しくしながら異世界と各国とのバランサーとして活躍する。

 今回、表向きは異世界同士の交流や人員確保のためという名目の『異世界研修』の計画を立ち上げるが実は全てブラフ。本来の目的は島に強力な戦力や次代を担う勇者に類する力を持つ若者のスカウト計画『勇者育成計画プラン』で自ら彼の家族直属の護衛を探し育成するのが狙い。

 既に三回実施し、とある理由から自分の生まれた世界で適格者を探すが失敗していて半分諦めていた所に燈彩とアズが来て内心で大喜びし二人に便宜を図っていた。

 王都における魔族と民主派の反乱においては現実世界側で主要な各国との会談をドタキャンしてまで異世界に戻り力の一端を解放した。その力に衰えは無く、より凶悪となりかつての恋人で今は妻達とのスキルも大幅にパワーアップしている。



葦原 星明


 『NTRは両片思いの始まり ―気付いたら陽キャ美少女寝取ってました―』の主人公で同作から五年後の姿。既に幼馴染で恋人の綺姫とは結婚し子供は二人できている立派なパパだが社畜気味になっている。

 現在は快利の秘書室の一人として島の政務の一部を担っている。周りからは頼りないと思われがちだが実は島の秘密兵器の一人。五年前に罹患したⅠ因子が原因不明で変化し生まれた力のせいで通常時の勇者状態の快利と同等の力を発揮できるようになった疑似勇者形態を行使可能となった。この能力を元に燈彩たちのWスーツ03は作られていて本人は試作型のWスーツ02を装備している。

 普段は家族を愛する平凡な青年で毎度、妻の綺姫はもちろん区長の快利や直属の上司の那結果さらに世話になったモニカや由梨花など快利の妻達に無茶振りされ毎回ヒイヒイ言いながら仕事をしている。



葦原 綺姫


 『NTRは両片思いの始まり ―気付いたら陽キャ美少女寝取ってました―』のヒロインの五年後の姿。旧姓、天原綺姫。五年前にとある事件に巻き込まれた結果、島に夫の星明と二人で移住して来た陽キャ美女で現在は二児の母。

 島での催し物やイベントなどを企画する婦人会副会長をやっている。燈彩とメルファの婚約会見のスピーチを始め頼んで無いのに聞きつけイベント事には率先して参加する。少女漫画趣味は今なお健在で本物の貴族の姫のメルファが大のお気に入り。



秋山 那結果あきやま なゆか


 『転移先がブラック過ぎたので帰ってきたらヌルゲーでした』のヒロインの一人。快利の妻の一人で青の妃。別名が『永劫妃えいごうき』。区長秘書室の統括のメガネ美女。快利との間には二人の子供がいる。オリエンテーションではスパイを炙り出しボコボコにしているのはストレス発散のためだったりする。

 燈彩やアズの情報を快利から聞かされ即座に小隊編成を変更し便宜を図った張本人でソウガの編入も彼女の意見。これには慧花の意向も入っていた。

 王都動乱の時には由梨花の眷属のフラッシュドラゴンと一緒に魔王城に単身乗り込みセリーナを救助している。その力は衰えておらず快利同様に強さはアップデートされていた。



秋山 セリカ


 『転移先がブラック過ぎたので帰ってきたらヌルゲーでした』のヒロインの一人。快利の妻の一人で赤の妃で別名『紅定姫』。カルスターヴ家の元姫君で『鑑定』の使い手。ダインに鑑定のいろはを教えて現在の当主に据えたのは彼女の仕業で後のカルスターヴ家のためにダインを当主にした張本人。

 本人の戦闘力も並み以上でスキルと魔法それに装備のお陰で上級騎士に匹敵する。また幼少期のメルファとも親交が数度あって一度は島で保護するかを聞いたが断られていた。その時の言葉で成長を見守っていた。

 絵梨花と一緒に燈彩の兄や他の研修生の家族を招いたり他にも研修生に便宜を図ったりする等、昔とは違い気遣い上手で我が儘な姫の姿は鳴りを潜めている。

 王都動乱時には快利の随行として参戦し燈彩やメルファと合流し、その後の婚約騒動ではメルファの気持ちを察して燈彩との婚約を成立させるために燈彩の資質を公開するという奥の手を使う。



秋山 慧花けいか


 『転移先がブラック過ぎたので帰ってきたらヌルゲーでした』のヒロインの一人。快利の妻の一人で元王族。紫の妃にして別名『勇聖妃』。島の後継者であるカインの生母で七人の中の年長者であるために妻達のまとめ役。今作では描写されていないが快利とのカップリングスキルで多くの重傷者や死亡一歩手前の人間を助けている。

 今作では王都動乱時に初参戦だが実はY計画のオブザーバーとして燈彩たちの事は初期段階から知っていた。その後は後の自分達の子供と島の守り手として相応しいかを自らの目で確かめるために王国へやって来る。



秋山 華因利陽カインリヒ


 快利と慧花の息子で島の後継者そして勇者スキルを受け継ぐ可能性のある金髪の少年。愛称はカイン。父の悲惨な過去や母の苦労を知っているため島の人間以外には懐疑的。その主たる原因は幼少期に誘拐未遂事件に遭ったせい。

 戦闘能力は既に王国の一般的な騎士より上で魔法以外の戦闘力はメルと同等で数年後には完全に上になるとまで言われている。



秋山 利星りせ


 快利と慧花の娘で髪色は快利と同じく黒髪。性格は無邪気で自分の可愛らしさを十分に理解している小悪魔系。能力に関しては十代にも関わらず既に特殊スキルを多数覚えている才女で『鏡面世界』という世界でも数名しか覚えていない特殊スキルを覚えている。また魔法のレベルも高く中級以上を平然と使いこなしている。



秋山 瑠理香あきやまるりか


 『転移先がブラック過ぎたので帰ってきたらヌルゲーでした』のヒロインの一人。快利の妻の一人で藍の妃。別名が『歌姫』で実は元アイドルで快利との結婚のために引退した過去を持つ。能力は七人の中では最重要で本人には戦闘能力は皆無だが勇者である快利を唯一癒して回復させることの出来る人物。

 島の外に滅多に出ないのは自衛できないのも有るが最大の理由は彼女を抑えられた場合、快利の能力が大幅に抑えられるからでもある。しかし逆に言えば二人が揃った状態でなら快利は一切の制限無しに全ての力を無限に使えるようになる。



秋山 絵梨花あきやま えりか


 『転移先がブラック過ぎたので帰ってきたらヌルゲーでした』のヒロインの一人。快利の妻の一人でオレンジの妃。別名が『魔王妃まおうき』で元々は快利の義理の姉。社交的で謎のカリスマ的なオーラを放つが全ては魔王に近い魔族の血が先祖返りしているためで島では外交を担当する。

 とある事件で西沢親子と知り合い快利と共に親子を救った過去が有る。その時に彩芽から弟がいると相談を受けていた。燈彩たちと出会ったのは研修生の報告会で弟の消息を知りたいと彩芽から頼まれて即断していた。

 戦闘力は並みだが交渉力と頭脳は那結果に次いで島の内政と外交の両方に貢献している才媛。また島の外に最も多く出ているので子供達から、お土産を一番ねだられていて毎回大変な思いをしている。



秋山 由梨花あきやま ゆりか


 『転移先がブラック過ぎたので帰ってきたらヌルゲーでした』のヒロインの一人。快利の妻の一人で緑の妃。別名が『竜妃』で元々は快利の義理の姉。島の中でもトップに近い重要性で島の防衛の要である三竜の直接の主。三竜は単体でもそれぞれ転移が出来る上に戦闘力も人類では勇者と魔王以外では勝ち目が皆無という凶悪な能力持ちばかりの存在。

 本人には戦闘力は無いが常に三竜であるマリンドラゴン、フラッシュドラゴン、グラスドラゴンの三体の誰かが傍にいるので生存率は一番高い。過去に三竜が無効化されたのは新生魔王のみで人類では彼女に単独で勝つのは不可能と言われるレベル。

 三竜はそれぞれが周辺海域と島のネットワークそして島の地上部分を防衛領域としていて島に接近した時点で三竜には常に補足されている事になり情報は常に由梨花に送られている。島の防衛と同時に目と耳としての役割も担う。



秋山 モニカ


 『転移先がブラック過ぎたので帰ってきたらヌルゲーでした』のヒロインの一人。快利の妻の一人で黄の妃。別名が『奉尽姫ほうじんき』でメイド美女。スキル無しの素の戦闘力では快利に次ぐ能力で他にも転移魔術を普通に使用できる有能。元は快利の退治した邪神の騎士だった過去が有る。

 現在は二児の母で快利の屋敷全般の仕事を瑠理香と二人で分担している。島にいる間に尋人に剣術を指南したのはモニカで餞別に今は自分と勇者にしか使えない邪神剣技の秘奥『虚無の彼方への旅路』を教えている。

 慧花と同じく島の暗部なども一部担っていて他の五妃にできない汚れ仕事も担当している。ちなみに島の婦人会の副会長の葦原綺姫は彼女の弟子である。



春日井 信矢かすがい しんや


『フラれた?秀才は最高の器用貧乏にしかなれない』の主人公。現在は異世界外交官である絵梨香より上の外政統括管理官(日本で言う外務大臣に相当)の地位の人物。島の要職に就く中では最年長だが未だアラフォー。

 相変わらずの器用貧乏的な万能な力で今回は島の裏の指揮を担当している。島内で唯一、家族以外で快利が相談する相手でかつては千堂グループにも所属していた。現在は島で妻と子供四人と住んでいる。



須座井 照陽すざい てるひ


 『NTRは両片思いの始まり ―気付いたら陽キャ美少女寝取ってました―』の星明と綺姫の障害である須座井尊男の姉で彼女自身が尊男を利用し失われた三大イベサーをしのぐイベントサークルを作り過去の栄光を取り戻そうとしていて実験のために過去に使われた違法な異世界ドラッグTD(タイムダーク)をバラまいていた。

 その後、千堂グループのエージェント及び警察関係者の協力により逮捕され最後は危険と判断したグループが面倒事は異世界に送ると安易に考え七愁時因島へ送られてしまう。




本編

https://kakuyomu.jp/works/16817330650495944543

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

各作品登場人物紹介一覧(元勇者の建国記シリーズ) 他津哉 @aekanarukan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ