おまけ5・名付け秘話 その他編

【サウズカト・エレメラ・ハディ・アジュバーン】



 当初は本当に、想の偽名のつもりだったので、サ行は入れようと思っていました。


『ソウ』→『サオ』から、初めは『サオズカト』でした。


 ですが、ちょっと、うーん……。という感じだったので、『サウズカト』になりました。


 結果的に、異国感も増して、良かったです。


 最後にア段が来ると、女性っぽい響きになるので、かちっとした『カト』という音で締めました。


『ハディ・アジュバーン』はアーロと親子なので同じで、お守りの部分の『エレメラ』は雰囲気で付けました。



【エミクシア・リヤ・ハディ・アジュバーン】



 お守りの部分も含め、女性らしい響きになるようにしました。


 最後にア段が来ると女性らしいというのは、自分の勝手な感性ですが。日本だと、『○○タ』や『○○ヤ』などは基本的に、男性っぽい名前が多いですよね?


 ちょっと、『エリクシア』『エリクシル』っぽい響きなのは、偶然です。他の名前と被るのを避けた結果です。しかし、エミクシアもかなり能力が高いので、似合っているのではと思います。



【リエラ】



 リエラは初め、物語の中にはいませんでした。


 エミクシアはすぐに、ツイヤになる予定でした。


 ですが、人間関係として『きょうだい』というものがあるので、急遽きゅうきょ登場させました。


 名前は雰囲気で付けました。


 お姉さんらしい、良い名前になったと思っています。



【ツイヤ】



 ツイヤも、雰囲気で付けました。


『ツイヤちゃん』と言うと可愛らしく、『ツイヤ』と言うと大人びて聞こえるので、気に入っています。



【ケゼス】



 ケゼスも、雰囲気で決めました。


 いいお兄ちゃん、頼れる年上のお兄さん、そんな感じを目指しました。


 ちょっと年上すぎるイメージかも? とも思っているので、書き直すとしたら、ケゼスの名前も変えるかもしれません。



 その他のキャラクターも、全て雰囲気で付けました。



【マノク】



『マノク』の名前は、『ひとつの』などの意味を持つ英語の接頭語せっとうご、『mono』からイメージして付けました。


 もちろん、物語の設定上、英語から名付けられるということはないので、アーロは、


「『マノク』って、ぼくの生まれのトルフスト世界の、第二ディラファット宇宙の、セダナっていう星の、中でも特に学問に力を入れてるサディーユっていう国の言葉で、『たった一つの法則ほうそく』って意味で、全世界で標準的に使われてる名前だよ」

(【色んな世界】より)


 と説明しています。



【トルフスト】



 トルフストも、英語の『transformation』(変身)から、響きを借りて付けました。


 覚えやすい音になって、よかったと思っています。



【グレアドル】



 こちらも、『gravity』(重力)から名付けました。


 最初は『グラヴァトジ』だったのですが、あまりにも『gravity』感が強すぎたので、やめました。



【クレイト】



 時間の法則を持つクレイト世界の名前は、時計の、三本の針で作れる文字だけでできています。


『く』『レ』『イ』『ト』です。


 ちょっと岩っぽい名前になってしまいました。


 それと、偶々たまたまですが、ヘビの種類の名前でもあります。



 他の世界や地名は、全て雰囲気で付けました。


『パレンジア』は、温度の法則がある設定で、『temperature』(温度)から名付けたのですが、がっつり登場させることができず(というか忘れていました。)、最終話でちらっと出すだけになりました。



   ―――――――――――――――



 おまけは以上となります。


 急に終わってすみません。


 また何か思い出したら、書くかもしれません。


 ですが、今は、ここまで。


 本当に、本当に、ありがとうございました!

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無世界物語 柿月籠野(カキヅキコモノ) @komo_yukihara

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