麒翔は人間の父と龍人の母から生まれた、人間と龍人のハーフの主人公。言わずと知れた名門校【中央龍皇学園】その学園内でも誰もが蔑むヒエラルキーの底辺オブ底辺。300人中、300番目という順位にその少年はいた。
最上位の公主様との運命の出会いは、この少年の未来を劇的に変えていく。少年に秘められた真の力を見出しているのか。それが解放される時、見る者すべてが驚愕する、心底から打ち震える力が、そこにはあった。
耽美の如く纏いし背景・人物描写が映えるだけでなく、臨場感が漲る中に確と息衝くほとばしるオーラが印象的な鮮やかな戦闘シーン。その先を、その先をと目で追いたくなるのが焦ったくなるほど、この物語に浴したい潜在意識の底を繋ぎ止める筆力が魅力です。
偶然なのか、必然なのか。運命づけられた糸の伏線がどのように手繰り寄せられ、結末を迎えるのか。
物語はまだ始まったばかり。大注目の学園ファンタジー小説。
これはもう、堪能するしかない。
今回、この作品を見て素直に思ったことは【読書量は裏切らない】
実はカクヨムコンでは読み専となって、たくさんの小説を読んだと聞いていたので、その経験を活かした新作はどうなるかと期待していたら…
期待以上の作品が出来ていました!
元々実力のあった作者様でしたが、今作は更に読みやすい、面白い、期待溢れる作品になっています。
属性なしで主人公を見下す先生達。
そして絶望の淵に立った主人公に転機を与える美少女の存在。
しかもそれだけではない……可愛らしい同級生の存在。
悲運だと思われていた主人公ですが、自らの手で明るい未来を切り開いていきます。
一部は物語に惹き込まれる、流石と言わんばかりの文章力と世界観。
こう、ワクワクさせられる感じですかね。
そして第二部、こちらはバトル好きなハイファンタジーファンにオススメ!
だけどそれだけではない、ちゃんとキャラの特性を活かした読んでて面白い掛け合いもありつつ、白熱したバトル描写も満載!
何これ、まさに美味しいとこどり?
皆様、オススメです!